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貸金業者登録番号とは

貸金業者登録番号とは、例えば「関東財務局(4)第XXXX号」というように、貸金業を行う者に対して監督省庁から発行される登録番号のことです。

貸金業者の営業所が1つの都道府県だけに所在する場合は、「都道府県知事」が登録番号の頭につき、営業所が複数の都道府県に存在する場合は、「財務局」が登録番号の頭につきます。

また、(3)や(4)のような括弧内の数字は、貸金業者としての登録を更新した回数を示します。

貸金業者登録の更新は3年に一度なので、括弧内の数字が大きいほど、昔から貸金業を行っていると言うことを示します。

では、貸金業者登録番号をもっていれば安全な貸金業者かと言えば、そうも言い切れません。
次のような事例も多いので注意が必要です。

* 闇金業者でも貸金業者登録番号を取得できる
* 架空の登録番号を記載する。
* 別の業者の登録番号を記載する。

このような場合、金融庁の登録貸金業者情報検索ページで、貸金業者の「所在地」「商号」「代表者名」「電話番号」で登録番号を調べれば、その貸金業者の登録番号が正しいものか確認することができます。

クレジットカードを不正利用されたらカード所有者本人が支払わなければならないの?

クレジットカードの紛失や盗難についてはカード所有者本人に責任が生じますので、例え紛失したカードを不正利用された場合でも、クレジットカードの支払い義務はカード所有者本人に生じます。

しかし、殆どのクレジットカードは盗難保険に加入しており、クレジットカード会社に紛失・盗難届を出してカードの失効手続きをとれば、不正利用された場合でも原則的にこの保険から支払われることになっています。

しかし、次のような場合は、盗難保険の摘要対象にならない場合がありますので、盗難保険を使う場合は、カードの会員規約をよく読んでから対応するようにしましょう。

CASE1 故意にカードを紛失した場合・あまりにも過失が大きい場合

カード所有者のカード管理が余りにもずさんで、誰が見ても「このままならカードを無くすであろう」という状況にカードを放置していた場合、カード所有者の管理不十分として盗難保険が適用されない場合があります。

CASE2 カード所有者の家族・同居人による不正使用

カード所有者本人と非常に親しい関係にある人による不正使用については、カードの使用をカード所有者本人が承認している場合が多いので、他の第三者による不正使用とは別の扱いとなり、盗難保険の適用対象から外される場合が多い。

CASE3 クレジットカードの紛失・盗難を通知した日から遡って61日以前に起こった不正使用

通常、カードの利用状況は毎月郵送されてくる支払い明細で確認できるので、不正使用についてもこの時点でカード所有者が確認するのが義務であるとあると考 えられます。しかし、この義務を怠ってカードの不正使用を見逃した場合は、クレジットカードの管理不十分として、盗難保険の適用対象から外される場合が多 い。

アルバイトでも個人再生は利用できる?

個人再生手続きには、小規模個人再生と絵与所得者等再生手続きの2つがあり、アルバイトでも定期的な収入があり、収入の変動の幅が少ない場合には給与所得者等再生手続きが利用できます。

しかし、アルバイトで収入が一定しないような場合は、給与所得者等再生手続きは利用できな可能性が高いので、小規模個人再生手続きが利用できるかを検討することになります。

小規模個人再生は、将来の収入を元に弁済する手続きですから、収入がある程度安定していなければ弁済ができないことから「収入が継続的にまたは反復して得られる見込み」のある人が対象となっています。

ただ、弁済は3ヵ月に1回以上とされていることから、3カ月単位で見て収入が安定していれば「収入が継続的に得られる見込みがある」といえるでしょう。

また、農家収入のように1年に1回の収人でも、それが反復されることが確実であれば、「収入が反復的に得られる見込みがある」といえるでしょう。

アルバイトで生計を立てていると言っても、正社員に近い立場の人から、短期アルバイトを繰り返す人まで様々なケースがあるといえます。

同一の勤務先で長期にわたって仕事をしている場合には、収入が継続的に得られる見込みがあるといえるので、小規模個人再生手続きを利用することが可能です。

また、多少収入が一定でなくても、3ヵ月単位で見れば安定した収入があり、その収入が将来にわたって確実であれば、小規模個人再生利用することができるでしょう。

しかし、さまざまな職場で短期のアルバイトを繰り返しているような場合には、残念ながら小規模個人再生手続きを利用することは難しいでしょう。

申込みブラックとは

申込ブラックというと、なにやら申込ブラックリストというリストが存在するような感じがしますが、別にこのようなブラックリストがあるわけではありません。
申し込みブラックとは、クレジットカード会社が、クレジットカードの申し込み回数が多い人の事を「この人は、よほどお金に困ってあちこちのクレジットカードを申し込んでいるのでは」と判断して、クレジットカードの本審査に入る前に門前払いしてしまうことです。

「申込書には、他のクレジットカードを申し込んだ回数を各欄なんてないのにクレジットカード会社はどうやって他の会社の申し込み回数を把握するの?」

と思う方もいると思います。

確かに、クレジットカードの申込書にはそのような情報を記入する欄はありません。

が、

他のカードの申し込んだ履歴は、すべて個人信用情報機関に保管されているので、クレジットカード会社は、この情報を元にあなたの申し込み状況を把握できるのです。

そして、

この情報を元にあなたがが他のカード会社に申し込んだ回数をカウントし、もし1ヶ月の間に3回以上(※)他のカードを申し込んでいれば、あなたはは申し込みブラックと判断されてしまい、残念ながら、それ以降の審査を受けることはできません。

※申し込みブラックの判定値はカード会社によって異なります。ここであげる3回とは、一般値として認識してくださいね。

「じゃあ、申し込みブラックになったら、もう一生カードはもてないの?」
と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。

個人信用情報機関がクレジットカードの申し込み履歴を保存しているのは、6ヶ月間だけです。

もし、今月に入ってから既に4件のクレジットカードを申し込んでしまっていて、申し込みブラック入りしていたとしても、最後にカードを申し込んだ日から6ヶ月経てば、申し込み履歴はきれいさっぱり抹消されます。

この時点で、再度クレジットカードの発行を申し込めば、申し込みブラックとして門前払いを受けることもないので、申し込みブラックになっている可能性がある場合は、クレジットカード発行の申し込みは6ヶ月ほど先延ばしにしてくださいね。

ちなみに、申し込みブラック判定の目安は一般的に次のようになっています。

1ヶ月間:申込3件まで—OK 申込4件以上—ブラック判定
6ヶ月間:申込5件まで—OK 申込6件以上—ブラック判定

一応、月に3件までOKとはなっていますが、クレジットカードの申込を受け付ける側の心証としては、月に2件くらいなら、「何か都合があって申込が重なったのかな?」と思います。

しかし、月に3件となると、「この人、ちょっと危ないかもしれない」と言う感じで受け取ります。

こういう場合、この後の本審査の時に、他の人よりも慎重に審査される傾向があるので、1ヶ月の間のクレジットカード申込は2件までにしておいた方が良いでしょう。

クレジットカード発行の申込書を書く時に気をつけなければならないこと。

クレジットカード発行の申込書を書く時に気をつけなければならないこと。

それは、申込書の『記入漏れ』です。

「なんだ、そんなこと~」と思うかもしれませんが、クレジットカード会社は、申込書に記載されている情報、あるいは申込フォームから送られてくる情報を元に申込者に対してクレジットカードを発行できるかを審査します。

だから、カード申込時に本来埋められているべき全ての情報が揃っていないと、その人にクレジットカードを発行するための審査は進めることができません。

したがって、申込書に記入漏れがあった場合は、正式な審査処理にまわされないまま、カード発行は否決となります。

もし、クレジットカードの発行を申し込んだ人が

「ここの欄はどう書いていいか判らないから、とりあえず空欄にしておこう」
「もし審査に必要な事だったら電話して聞いてくるだろう」
「書くのが面倒だから空欄にしておこう」

なんて軽い気持ちで申込書に空欄があるまま申込書を提出したとしても。
残念ながらクレジットカード会社の方から記入漏れの項目を申込者に確認することは原則的にありません。

『記入漏れの申込書を出す人』=『審査のしようがない人』として処理されることになるので、クレジットカードを申し込む際は絶対に『記入漏れ』が無いようにしましょう。

また、申込書に記入する項目の中に、どのように書けばよいのか判らない項目がある場合は、申込書の余白にクレジットカード会社の問い合わせ電話番号が書かれているので、恥ずかしがらずに「ここはどう書いたらよいのか教えてください」と聞いてください。

クレジットカード会社は、カードを一枚でも多く発行したいのが本音です。
クレジットカードの記入項目で判らないことについては必ず親切に教えてくれるので、少しでも判らないことがあれば遠慮無く聞きましょう。

それから、申込書を記入する際に『記入漏れ』と同様に気をつけなければならないのが、

『文字は丁寧に書く』
『誤字を極力少なくする』

ということです。

「なんで字を丁寧に書かなければならないの?読めればいいじゃん」と思うかもしれませんよね。

でも、申込者から提出された書類に目を通し、申込者に対してクレジットカードを発行できるかどうか、最終的な判断を下すのは人間です。

あまりにも酷い字で書かれた申込書を見れば「この人は性格に問題があるのでは?」と思われかねません。

「でも、クレジットカードの審査に性格なんて関係あるの」と思う方も多いかと思いますが、実は大ありなんです。

クレジットカード会社は、それぞれ独自の基準を元に審査を行っていますが、どのクレジットカード会社でも共通している考え方として「3C」と言われる3つの軸を元に申込者の信用力を判断しています。

この3Cとは・・・。

Capacity(資力)→ 返済能力の評価
Capital(資産) → 担保の評価

そして最後が

Character(性格)→ 返済意志の評価

となっています。

『誤字』『脱字』『汚い字』で重要なCharacter(性格)の評価を下げてしまった結果、カードが発行されないという例も本当に多いんですよ

あなたが自信が「いい加減な友人」にはお金を貸さないように、クレジットカード会社も「いい加減な人」にはクレジットカードは発行しません。

だから、申込書を書くときは好きな人にラブレターでも書くつもりで「丁寧な字」で「誤字脱字」がないように書きましょう。

誤字脱字と言えば、特に「電話番号」は絶対に書き間違えたりしないでください。

なぜかといえば、

クレジットカード会社が、本人確認の為に電話をかけた際に違う人に電話が繋がったりすれば、クレジットカード会社は申込者と連絡を取ることすらできなませんよ。

万が一、クレジットカード会社が申込者に電話をかけた際、申込者ではない人に電話が繋がった場合は、念のために時間をずらしてもう一度電話をかけてみます が、それでも申込者に電話が繋がらなかった場合は、残念ながらその時点で審査終了となってしまいますから、電話番号の書き間違いにはくれぐれも気をつけて ください。

最後に、クレジットカードの申込書を書く際に注意すべき事をまとめておきますので、参考にしてください。。

1.申込書の記入事項に空欄は残さない。
2.誤字脱字がないように気をつける。
3.申込書はきれいな字で丁寧に書く。
4.電話番号は絶対に書き間違いのないようにする。