年末調整の時期ですね

あっという間に11月中旬となりました。確定申告の準備や年末調整に追われている方も多いのではないでしょうか。
一年間の自分の収支はいかがでしたか?筆者としては円安で利益減を余儀なくされたり、投資信託や積立NISAが去年と違って資産状況がマイナスになることが多かったり、BitCoinもFTXの件で大暴落したりと、ちょっと残念に思うことが多い一年だったように思います。来年は今年の分も取り戻したいですね。

年末調整の準備をしているとき、iDeCoとNISAは何が違うのか?と母親に聞かれる機会がありました。知っているつもりでも、いざ説明しようと思うと少し不安になります。今日は自分のためにも少し記事をまとめたいと思います。

まずiDeCoとNISAは運用益にかかる税金(20.315%)が非課税となる点が共通しています。また、iDeCoと同様に長期的なスタンスで臨める「つみたてNISA」も2018年1月から導入されました。3つの制度の違いを知ったうえで、自分のニーズに合わせて上手に使い分ければ、より有利な運用を行えます。
NISAは年間120万円の投資元本で得られた利益が非課税になるという特典を、最長5年間にわたって受けられる制度。NISA口座を通じて株式や投資信託などを同枠内で取引すると、売却益や配当などには一切税金がかかりません。
その中でも積立NISA、つまりNISAの積立版では、積立投資を行った場合は、年間40万円ずつ最長20年間にわたる投資で得た利益がすべて非課税となります。少額ずつ長い時間を費やして継続的に投資する場合に有利です。
私はクレカで積立NISAのタイプ。ポイントもちゃっかりもらっています。いつでも現金に戻せますしね。

iDeCoはというと、個人型確定拠出年金とも呼ばれているとおり、自分のための年金です。老後資金を蓄えるための手段として国が設けた制度です。税制上の優遇措置として国が後押ししているものの、実際にどのような運用を行うのかは私たち個人の判断次第。希望の金融商品に積み立てて運用し、老後を迎えてからその成果を受け取る仕組みです。
途中換金が原則不可というのが、個人的には不安要素。若い世代は年金だってなかなかもらえなさそうなのに、60歳まで引き出せないとなると何がどうなるやら想像もつきません。
ただ、現在手元にお金がたくさんあって、蓄えた資金を使うのが定年後であれば、60歳にならないと引き出せないというiDeCoのデメリットを気にする必要がありません。しかも、運用時のみならず積立時、引出時にも税制上の優遇が受けられるので、老後のための資金を蓄えるには最も有利な制度です。