月別アーカイブ: 2017年6月

金利を低く抑えるには?

カードローンでの借り換えを検討中の方が一番気にするポイント。それが「いかに、どれぐらい金利を低く抑えられるのか!?」ということ。
当然です。
せっかく手間とか時間をかけ、ちょっとしたヒヤヒヤ感などを味わわなければいけないなら、それなりの成果がないとやってられません。
そこで!
このページでは「さらに金利を低く抑えるコツ」について検証していきましょう!
カードローンの借り換えで、金利を低く抑えるコツ
検証するコツその①:1社から出来るだけたくさん借り換えるべき?

この項目に関してはおおよそ「YES」と言えます。
しかし、融資額が大きくなればなるほど審査に通りにくくなってしまうのもまた事実。
そこでオススメなのは希望額より10~15万ほど少ない金額で審査に申し込みをしてみるという方法です。
その額で審査に通った後で審査結果の連絡電話が来たら、「あ、ちなみに何ですけど、さっき出した金額よりさらに10万多く貸していただくことは出来ませんか?」って聞いてみてください。
「本当は30万必要なんですけど、自分じゃ審査に通るのかどうか不安だったのでちょっと少な目に希望出してみたんです」
とかそれっぽいことを言えば理由としては十分です。
もしかしたらその場では判断できず、再審査でさらに30分以上待たされる可能性もあるので「何が何でも今日中に!」という人でないなら、この方法で是非、1社に出来るだけ借り換えられるよう試してみてください。
検証するコツその②:金利が安くなるキャンペーンを探してみる価値は?

そもそも金融機関で「金利を低くなるキャンペーン」なんてあるのか、ないなら探すだけ無駄か?
という疑問をお持ちの方には「ありますよ!」とお答えしましょう!
代表例としては「楽天銀行」がまさにそうです。
なんと初回限定で金利が半額になるキャンペーンを実施しているんです。
1か月だけ、とか、融資額の内のいくらまでなんてケチな条件はついていません。
注意点としては「初回限定」であることと「期間限定」であるということの2点。
ただし、期間限定とはいえ、割と年内で数回展開されているようではあるので、もしあなたが今すぐカードローンで借り換えないと死んでしまうというほど逼迫した状況ではなく、数か月待つぐらいの余裕があるのであれば楽天銀行カードローンで金利半額キャンペーンが再開されるのを待つのもアリですね。
金利を交渉してみるのはどう?
検証するコツ③:「A社さんは金利×%って言ってくれたんだけど」って交渉してみるのはアリ?
これは「ほぼNG」です。
例えば実際に2~3社に審査申し込みをして、全社で審査に通ったと仮定してみましょう。
全ての金融機関は「信用情報機関」というところに登録していて、情報を共有しています。
なので、あなたが複数社に同時申し込みをしていることも知られています。
要するに「他にライバルがいる」ということは分かっている状態で結論を出してきたんだと思っていいでしょう。
逆を言えば、あなたが1社しか申し込んでいないのに交渉のために嘘を言っている、ということもバレてしまいます。

カードローンで借り換えをしたいのであれば「要注意顧客リスト」に入れられる恐れの方が高い方法は避けましょう。
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審査の流れ
即日融資は可能?
デメリットは?
楽天銀行
総量規制対象外で借り入れ可能なカードローン
その他目的別ローン

審査の流れ

カードローンで借り換えをしてもらうまでの流れを説明していきます。
申し込み先の金融機関によって実際に借り換えが完了するまでにかかる時間が異なりますので、お急ぎのかたほど事前に是非チェックしておいてください!
カードローンで借り換えをする時の流れ
【申し込みをする】
オススメはネット申し込みです。電話や郵送で出来るところも多いですが、1番早くて正確なのはネット申し込みで間違いありません!
※電話申し込みが向いていない理由
あまり口に出して言いたくない内容が含まれている
口頭での説明になるので、相手方が復唱したり確認とったりする時間がかかる
※郵送申し込みが向いていない理由
郵送するのに日数がかかる
到着してから審査に入るまでにタイムラグがある(1週間程度かかる場合が多い)

▲注意▲
ノンバンク系ではない銀行(店舗を構えている銀行)の場合は、申し込みに「仮申し込み」と「本申し込み」の2種類があるケースもあります。
仮申し込みでは本人の借入状況やおおよその年収などを申請し、「最低限の基準に満たしているか」の確認をした後に、収入証明書などを交えて、家や職場の確認などを含む「本申し込み」をしてもらうという流れです。
代表例:東京スター銀行
消費者金融などでは、「簡単シミュレーション」など、WEB上で確認できるものを設置しているだけのケースが多いですが、これだと申込者が申し込み前に「自分の年齢、年収、借入額で申し込み出来るか」を確認したかどうか分からないので、「仮申し込み」という形を取っている銀行も存在しています。
カードローンの借り換えの場合はただでさえ時間がかかる可能性があるので、出来るだけ早く済む方法を選ぶ方が得策です。
【審査】
申込書の内容を元に審査を行います。
審査方法は金融会社によって変わりますが、消費者金融の方が審査に通りやすいと言われている理由は、
「申し込みをしてきた人物とスペックが似ている利用者のデータと比較する」という方式を取っているからです。
大きな会社に勤めていて年収も多いからといってきちんと返済出来るとは限りません。
フリーターでもきちんと返済してくれる人はたくさんいます。
「大企業の正社員」「アルバイト」などの肩書で判断しないため、審査に通りやすいという説があるのです。
審査にかかる時間もまちまちですが、最短で30分のところもあれば、最長1週間ほどかかるところもあります。
事前に確認しましょう。
▲注意!在籍確認の電話について▲

アルバイトで個人宛に電話がかかって来ることがない、という場合には相談すれば消費者金融の場合は在籍確認の電話をかけないでもらうことも可能のようです。
銀行でも、企業名の分かる書類などを提示出来れば省くことが可能のところもあるようですが、基本的にはかかって来ると思っておいた方が良いでしょう。
ただしカードローンでの借り換えに本気であるなら、かけてもらった方が良いです。
【結果連絡】
基本的にはメールで審査結果を送って来るところも多いですか、通過している場合は電話での連絡をしてくるケースが多いですね。
▲注意!審査通過後の連絡について▲
消費者金融・銀行問わず審査通過後には必ず申し込み者本人に「審査通過したが融資していいか」という確認を取ってきます。
その「融資意思の確認」がないと融資できません。
理由①:希望額とは異なった額での審査通過となっている場合がある。
例えば希望金額30万で融資の申し来みをしていても、「20万までなら融資できる」「50万ぐらいまで融資出来ますよ」といった場合があります。なので、「この金額でもいいか?」という確認が必要なのです。
カードローンで借り換えを検討している人の場合は希望額が大きくなりがちなので、このケースに当てはまる人も多いですね。
理由②:勝手に貸付をするということが横行する恐れがある
人によっては2社に同時に申し込んでいる可能性もあります。「申し込んだから必ず融資してほしい」とは限らないケースがあるということですね。
また、「10万でいいって言ったのに20万振り込まれている…」なんてことも起こり得ます。金融機関からすれば返済能力が十分にあると判断した人には出来るだけたくさんお金を借りてもらった方が、利息をたくさん取れるのでお得なんですね。
だから本人に最終確認を取らないで勝手に申し込むということはしてはいけないということになっています。
【融資】
だいたいの場合においては銀行口座への振り込みになることが多いですが、カードローンによる借り換えの場合で、銀行カードローンに申し込んだ場合、すでにその銀行の口座を持っていればキャッシュカードでお金を引き出すことも可能です。
口座振り込みの場合は午後3時までに全ての手続きが終わっていないと翌営業日扱いになりますので、即日融資を希望している場合は出来るだけ早めに申し込みをすることをオススメしています。
【契約書の送付】

金融機関によっては融資後に「契約書」が送られてきて、それにサインをして返送しないといけないところもあります。
※モビットは契約後も書類送付なし!
たまに「こういう条件で貸付を行いましたよ」という確認書類だけだと思って、「証拠を残すまい」と早々に捨ててしまう人が少なからずいます。
是非、捨てる前に最後まで目を通すようにしてください!
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カードローン審査落ちの原因と対策は?

カードローンに申し込みをしても、審査に落ちてしまえば融資を受けることができません。しかし、審査に落ちた方の中には「自分がなぜ審査に落ちたかが分からない」と考えている方も多いのではないでしょうか?今回は審査落ちになった方の特徴と審査に通るための対策をご紹介します。
カードローン審査落ちになる方の特徴
カードローンの審査に落ちるのには理由があります。以下でご自身がどのような理由で審査に落ちたかを確認してみましょう。
既に3件以上から借り入れしている
既に他社から3件以上借り入れている場合、審査に落ちる可能性はグッと低くなります。借り入れ件数が多ければ多いほど1社からの信用が薄いと見なされるため、新しく借り入れを行うときもマイナス評価に繋がってしまうのです。しかし、住宅ローンやカーローンなど、担保のあるローンは、カードローンの審査には影響しないためご安心ください。
安定した収入がない
カードローン審査の収入面では、収入額よりも月々安定して収入を得られているかどうかが重要になります。そのため、昨年度1,000万円、今年度0円という収入状況の方よりも、毎年安定して300万円稼いだ方の方が審査では有利です。そのため会社員の方は自営業よりも有利と言われているのです。高額の借り入れを希望していなければアルバイトやパートでも審査に通ることが多いです。
勤続年数が少ない
勤続年数が半年に満たない場合、現在の勤務先をすぐに辞めることができるため審査にマイナスの影響を与えます。この勤続年数はキャッシング業者によって基準が異なりますが、最低でも半年間は必要です。3年以上あれば審査には何も影響がないと考えていいでしょう。
住宅情報に問題がある
住宅情報に問題があるとは、住居年数が少ない借り家という状況が挙げられます。居住年数が少ない、または借り家の場合、引っ越しをして逃げられてしまうという可能性が高くなります。しかし、持ち家で住宅年数が長ければそう簡単に住まいを手放すことは出来ません。また、住宅年数が長ければ長いほど住宅ローンの残高が減っているため、カードローンの返済に充てることができる財源が確保されやすいと見なされます。一見関係のなさそうな住宅情報とカードローンですが、返済能力や信頼性をチェックするための重要な判断材料になるのです。
ブラックリストに登録されている
ブラックリストに登録されている場合、ほぼ間違いなく審査に通ることはありません。ブラックリストには、過去の借り入れで2か月以上の延滞や債務整理を行った場合に登録されます。1度ブラックリストに登録されると、最短でも5年間、最長10年間はローンやクレジットの契約が一切できなくなります。正規のカードローン会社は信用情報審査でブラックリスト登録の有無を確認するため、ほぼ間違いなく審査に落ちます。
審査に落ちないための対策
上記に当てはまる項目はありましたか?もしあった場合、次のカードローン審査に落ちないために対策を行う必要があります。この対策次第ですぐに審査に通るようになる場合もあるのです。
収入に問題がある方は安定性に欠けている
収入に問題がある方は、安定した収入が得られる勤務先を探すところから始めましょう。無職の方はもちろん、年俸制などで年によって収入額の高低差が激しい方も対象です。安定した収入が得られるようになれば、生活も好転しカードローンに頼らなくても済むようになるかもしれません。ベストなのはご自身の収入だけで生活していくこと。収入がないからと言ってすぐにカードローンに頼るのではなく選択肢も探してみましょう。
他社からの借り入れ件数が多い方はおまとめか解約
他社からの借り入れ件数に心当たりがある方は利用していないカードローンを解約するか低金利のカードローンにまとめることで、借り入れ件数を減らすことができます。借り入れ件数を減らすことができれば、審査結果にすぐ影響します。ただ、低金利のカードローンにまとめるにも審査が必要であるため、できるだけ早めに検討することをおすすめします。詳しくはこちら⇒カードローンおまとめローン情報
勤続年数・ブラックリストに登録されている方は、時間を置く
勤続年数が短い、またはブラックリストに登録されている場合、時間を置くことしか改善策はありません。ブラックリストに登録されている場合は短くても5年間はクレジット、ローンの契約が一切できません。ブラックリストに登録されて何年経っているか把握できない場合は、個人信用情報機関に問い合わせることで確認できます。
住宅情報に問題がある方は、今後の人生設計を考え直してみる
住宅情報に問題がある方は、現在の生活や今後の生活を考え直してみましょう。近々引っ越しする予定がある場合、今借金をするのはリスクが大きいです。どこでお金が必要になるのか、カードローン以外に住宅ローンやカーローンなど他の借金の予定はあるのかなど考えて借り入れのタイミングを計りましょう。
審査の流れも把握しておけば、カードローンに怖いものはありません。こちらの記事も併せてご覧ください。⇒カードローン審査の流れ

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知らないと損する?!他社借入はカードローンの審査に影響するの?


新しくカードローンに申し込みを行おうとしている方。他社借入がある場合、審査に通らないのでは?と不安に思っていませんか?他社借入は審査に影響します。しかし、状況によってどれほど影響するかが変わってくるのです。今回は、他社借入がカードローン審査にどのように影響するのかをご紹介します。
他社借入が審査に影響する理由とは?
そもそも、他社借入がなぜ審査に影響するのでしょうか?他社借入件数が、申し込み者の信用返済能力を表しているからです。他社借入件数が多いということは1社から希望額が借りられない、且つそれだけ返済財源が少ないと見なされてしまいます。生活に困っているから何社からも借り入れているわけです。他社借入は少ないに越したことはありません。
他社借入があってもカードローンは借りられるの?
他社借入があるからと言って全ての方が審査に落ちるとは限りません。以下で審査に通る他社借入と審査に落ちる他社借入をご紹介します。
他社借入件数が3社以下なら借入可能
他社借入が3社以下なら審査に通る可能性が高いです。1社、2社、3社の中でも審査に通る可能性はそれぞれ異なります。他社借入以外に問題がなければ審査に通りますが、他の審査項目にも問題がある場合は落ちる可能性が高いです。また、他社借入件数が3社以上ある場合は審査に落ちる可能性が高いので現段階での申し込みは控えることをおすすめします。
借入金額が年収の3分の1に達している場合借入不可
現在の借入件数が年収の3分の1に達している場合、消費者金融からの借入は行うことができません。消費者金融は総量規制の対象で利用限度額を年収の3分の1までと法律で決めています。これは他社借入金額も含めているため、既に他社で達している場合は新しく申し込んでも審査には当然通らないのです。
しかし銀行カードローンは、年収の3分の1に達していても収入によっては借入可能な場合があります。銀行カードローンは総量規制対象外で利用限度額が高く設定されていますが、審査基準も厳しく、借入金額に見合う収入も必要とされます。カードローンの借り入れにおいて、収入は疎かにはできません。
過去の他社借入は返済実績の証明になる
過去の他社借入が新たなカードローン審査において有利になることもあります。延滞などの問題を起こさず返済を行っていた場合は、信用の証になります。カードローン会社からしてみれば、キャッシング経験者で完済実績のある方であれば「この人になら安心してお金を貸すことができる」と考えるのは自然なことですよね。
他社借入にはどのようなローンが含まれるの?

では、他社借入にはどのようなローンが含まれるのでしょうか?信用情報機関が把握しているため定義が曖昧。消費者金融から借りるのか、銀行カードローンから借りるのかによっても異なります。もちろんカードローンは他社借入件数に含まれますが、クレジットカードのリボ払いは借入件数に含まないというカードローン会社も多いです。反対に住宅ローンや奨学金などの公的な借入や担保のあるローンは他社借入に含まれません。
他社借入件数を減らす方法とは?
おまとめローンで複数あるローンを1本化する
複数社から借入を行っている場合、借入件数を減らす方法はあるのでしょうか?新たに借入を行いたい方が借入件数を減らすためによく利用する方法が、おまとめローンです。おまとめローンは複数社から借入を行っている方が新たに低金利ローンを組む際に利用するローンです。おまとめローンは多くのカードローン会社で取り扱っているサービス。返済総額を減らすために低金利ローンへの申し込みを考えている方は、まずはカードローン会社の公式サイトで調べてみることをおすすめします。
おまとめローンの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒カードローン借り換え&おまとめローン情報
利用していないカードローンは解約する
他社借入を行っていた方で、借り入れ残高を完済した方。完済したからと言って契約が解除されるわけではありません。解約手続きを行わなければ完済後も個人信用情報機関に契約中として登録されます。
完済後、解約を行わないメリット・デメリット
完済後、新たに借入を行わなければ金銭が発生することはありません。そのため、今後も同じカードローン会社で借入を行う予定のある方は放置していても問題はありません。完済後も契約し続けることのメリットは、次回借入が審査なしでスムーズに行えることです。反対に個人信用情報機関に登録され続けるため、借入件数が減らないことがデメリット。そのため新しくカードローン会社へ申し込みを行い方は、利用していないカードローンを解約することをおすすめします。
他社借入件数だけはない!申し込み件数も審査に影響する
他社借入だけでなく申し込み件数もカードローンの審査に影響することをご存知でしょうか?申し込み件数が多いということは、それだけ審査に落ちた回数が多いと見なされます。審査に落ちたからと言ってすぐに他社に申し込みを行うのではなく、審査に落ちた原因を考えなければ何度申し込みを行ってもどのカードローン会社でも審査に通ることはありません。
他社借入件数に心当たりのある方は、おまとめローン、または解約手続きで借入件数を減らしましょう。

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カードローンの審査は学生でも通るのか?銀行カードローンと消費者金融の差は?

審査結果が決まる!カードローン審査の属性について


「属性こそが物事の本質に一致すべき」という言葉があるように、カードローンの審査では申し込み者の属性を事細かにチェックします。
口で100回「信用できる」と伝えるよりも、属性を1回確認した方が正確な判断を下すことができますよね。
今回はカードローンの審査の決め手となる「属性」についてご紹介します。
カードローンの属性審査とは?
属性とはあなたの年収や職業、住まいや家族構成などの個人情報を表します。
カードローンの審査では属性を点数化して、融資するかしないか、利用限度額はいくらに設定するかを決めます。
この「点数化するシステム」を与信スコアリングと言います。
与信スコアリングとは?
与信スコアリングには属性スコアリングの他に信用情報スコアリングがあります。
属性スコアリングとはその名の通りあなたの属性が採点されます。
となると、「どのような種類の属性」が「どのような基準」で点数化されるのか気になりますね。
次章では、属性スコアリングの項目と採点基準についてご紹介します。
審査される「属性スコアリング」の項目と基準
属性スコアリングの項目と採点基準をご紹介します。
年収
年収は高ければ高いほど有利です。しかし、審査に通るためには安定した収入を得ているかどうかの方が重要です。
年収が低くても審査に通る理由は、その分利用限度額で調整できるためです。年収の低い方は利用限度額も低く10万~50万円の間で設定されることが多いでしょう。
勤務先・職業・雇用形態
職業は公務員が最も高評価、次いで大手企業の従業員、中小企業の従業員、個人経営、フリーランス、アルバイト・パートの順に評価が低くなります。
しかし、職業に関しては無職でない限り審査に落ちることはありません。アルバイトやパートでも毎月一定の水準で収入を得ていれば審査には通ります。
しかし、先ほども説明したように利用限度額は低く設定されるので注意が必要です。
勤続年数
勤続年数は3年以上あれば問題ありません
例え職に就いている方でも1年未満の場合は正社員でも評価が低くなることがあります。しかし、カードローン会社によっては半年未満、3か月未満でも審査に通ることもあります。
どのカードローンでも高評価されるのは5年以上です。
反対に、3か月~半年未満の方は審査に通る見込みはほとんどありません。
健康保険証
健康保険証には共済組合、組合保険、社会保険、国民健康保険の4種類あります。
職業によって健康保険証の変わるように、健康保険証も審査の判断材料になります。健康保険は審査の対象というよりも、勤務先を判断するための書類と言ってもいいかもしれません。
住居形態
住居形態は賃貸よりも持ち家の方が高く評価されます。持ち家は経済的な面で安定しているという証拠として、また夜逃げのリスクが少ない証明になります。
家族名義の持ち家や社宅も審査には問題ありません。
居住年数
持ち家の場合は1年未満でも問題ありません。しかし賃貸の場合は1年未満では不利になります。借金から逃げるための短期間で転居する可能性が疑われるためです。
しかし、業者によって居住年数が審査にほとんど影響しないこともあります。
家族構成
家族構成は一人暮らしがやや不利に捉えられ、反対に結婚している、両親と同居している方は有利になります。
既婚者でも夫婦共働きが高評価され、反対に子供がいる場合、養育費の関係で審査では不利になります。
しかし、どの場合も年収で判断されることが多く、一人暮らし、子供ありの既婚者でも高収入なら問題ありません。
所有している電話の種類
所有している電話は固定電話か携帯電話があれば問題ありません。持っている電話の種類は審査の対象にはなりませんが、連絡手段がなければ緊急事態の際に対応できないので不利になります。
そのため、常に連絡が取れる携帯電話を所有していなければ審査に通らない場合もあります。
属性審査で信用と返済能力を判断している
カードローン会社は「信頼できる方に融資したい」と考えています。しかし属性審査で高評価の方が信頼できる方とは限りません。
信用は「信用情報スコアリング」で判断される
申し込み者の信用は、信用情報スコアリングで判断されます。信用情報とは、申し込み者のお金に関する傾向を表すものです。
他社との取引期間、取引実績、借り入れ金額、借り入れ件数などの項目で信用度が判断されますが、最も審査で高評価を得られるのが適度に利用している状態です。(他社借り入れについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。⇒『知らないと損する?!他社借入はカードローンの審査に影響するの?』)
過去の借り入れで定期的に借り入れを行っていて、1度も延滞などの問題を起こしていない方が審査では有利になります。
信用情報は、最もカードローン会社から信頼を得られる情報なのです。
返済能力と信用のバランスが大切
ここまでご覧いただいてお分かりいただいたように、カードローンの審査は返済能力を表す属性と信用を表す信用情報の2つが大切です。
信用情報は開示申請でご自身の情報を確認することができるので、これから審査を受ける方は信用情報機関に申請してみましょう。

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