ブラックでもカードローンの審査に通るの?

カードローンはもちろん、クレジットカードや住宅ローンでも返済に間に合わなければ金融機関からの信用を失います。延滞が長期間続くと「ブラックリスト」に登録され、新しいローンを組む際にも影響することをご存知でしょうか?今回はブラックリストがカードローンの審査にどう影響するのかをご紹介します。

カードローンのブラックリストとは?

カードローンのブラックリストとは、個人信用情報機関に事故情報が登録される状態を指します。カードローン以外にもクレジットカード、携帯電話の割賦、奨学金も信用情報機関に登録されています。

個人信用情報機関とは?

個人信用情報機関には、「日本信用情報機関」「全国銀行個人信用情報センター」「CIC」の3種類があります。この個人信用情報は正規のカードローン会社であれば、必ず審査の際に確認します。個人信用情報機関を簡単に分類すると、日本信用情報機関は消費者金融やクレジット会社、が加盟、全国銀行個人情報信用情報センターは主に銀行が加盟、CICはクレジットカード会社が加盟しており、それぞれ加盟している金融機関へ信用情報を提供しています。

信用情報機関名 加盟金融機関
日本信用情報機関 消費者金融/クレジット会社/リース会社/保証会社/金融機関
全国銀行個人信用情報センター 銀行/信用金庫/信用組合/農協/労金
CIC クレジットカード会社/信販会社/リース会社/消費者金融/携帯電話会社

ブラックリストとは?

ブラックリストに登録される原因となる事故には、「延滞」「代位弁済」「債務整理・自己破産」「強制解約」の4種類があります。

延滞

延滞とは、支払日に指定された金額を返済しないことを指します。事故情報として登録される延滞の期間は2か月とされています。しかし、延滞とはブラックリストに登録される原因の中でも多い事故です。長期間での延滞はしていなくても、短期間での延滞を何回も繰り返しているようであればブラックリストに登録される可能性はあるため注意が必要です。

代位弁済

代位弁済とは、契約している保証会社に債務者の代わりに一括返済を求めることを指します。延滞が長期間に渡る場合にとられる措置です。借り入れをしていた金融機関には全額返済されますが、保証会社への返済が残ります。

任意整理・自己破産・個人再生

債務整理とは、借金の額を減らして負担を軽くする方法です。残高が0になることも少なくありません。その分ブラックリストに5~10年登録される、ローンが組めなくなる、官報に掲載されるなどデメリットも多いです。

強制解約

強制解約とは、借り入れを行っていた金融機関との契約を解約されることを指します。長期間延滞を行っていた場合にこの事故は起こりますが、金融機関への返済は保証会社が行っているため金融機関からしてみたら債務者と契約を切っても何も問題はないのです。しかし保証会社への返済はまだ残っているため、保証会社と裁判で争うことになります。

ブラックでもカードローンの審査に通るの?

ブラックリストに登録されると5~10年は登録され続け、その期間は他社のカードローンも組めなくなる可能性が大きくなります。信用情報機関に加盟している消費者金融や銀行カードローン、信販会社であれば、審査で信用情報を確認しますがその時点で審査に通ることはほぼ間違いなくありません。一度事故情報に登録されてしまうと、「クレジット」「キャッシング」「住宅ローン」などあらゆる取引が制限されてしまうのです。

ブラックでも審査に通るカードローンとは?

ブラックリストに登録されている方が審査に通るカードローンは闇金である可能性が高いでしょう。一度ブラックリストに登録された方であれば、もう一度同じ過ちを繰り返す人はあまりいませんが、借金がくせになってしまう人も中にはいます。闇金は人間の心理に漬けこんで「ブラックでも借り入れOK!」とった、正規の金融機関ではあり得ない広告を打っています。「少しだけ」という軽率な考えがさらに大きな問題を招きかねません。

利用者が元から原資の少ない状況であるのをわかっているのにも関わらず、簡単に審査に通し、現実的でない金利や違法な取り立てを行うなど利用者を追い込みます。

ブラックリストに登録されたらどうすればいいの?

一度ブラックリストに登録されてしまったら、新しくカードローンの審査に申し込みをしようとは考えず、ブラックリストの登録期間が過ぎるのを待ちましょう。ブラックリストには永久に登録されることはありません。登録期間は、どのような事故で、どこの信用情報機関で管理をされているかによりますが、長くて10年が多いです。登録期間が過ぎたかどうかが分からない場合は信用情報機関に問い合わせれば把握できます。

ブラックリストに登録された後も闇金の審査を受けて借り入れを行うと、別の事故情報で登録され、期間が延長されてしまうこともあるため注意が必要です。

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