支払い遅延でブラックに載ったらクレジットカードを一生持てないのか

クレジットカードの審査とは、簡単に言うと申込者の支払い能力を確かめるということです。

本人の個人信用情報を参照し、借り入れの状態や事故情報などを確認したうえで、申込内容の現在の所得状況から申込者が将来にわたって支払いを遂行できるか判断します。

申し込み情報と個人信用情報をもとに下記の項目の査定を行い、クレジットカード会社毎に定められた基準を満たさなければ、クレジットカードの審査はNGとなります。

1.申込者の年収
2.申込者の属性(職業・職種など)
3.申込者の年齢
4.金融事故歴の有無
5.現在の借り入れ状況

また、申込者と同姓同名でブラックの人が存在し、申込者と別人であると判断しがたい場合も安全策をとってクレジットカードの審査をNGにすることがあります。

信用情報は、一文字違いの名前や、何通りかに読める漢字違いの名前もはじき出し、生年月日や住所、過去の利用状況などで別人か虚偽申告かを判断するので、 上記のように同姓同名でブラックの人のとばっちりを受ける事は原則的にないはずですが、審査の審査の担当者によっては、安全側の選択をとりNGとする場合 があるようです。

なお、定職に就いてきちんとした収入があり、ブラックリストに載せられた覚えがないのに、クレジットカードやローンの審査にことごとく落ちてしまう場合 は、自分の個人信用情報を開示してみましょう。もしかしたら、近くに住む同姓同名者のブラックと混同されているかもしれません。

●家族がブラックでもNG

クレジットカードの審査は、同一生計を営んでいる人も対象となります。

クレジットカードの申込書には基本的に家族の名前を記入する欄はありませんが、住所・電話番号・名字でブラック情報を検索し、家族の金融事故歴を確認します。

つまり、夫がブラックだと妻に事故歴が無くてもクレジットの審査はNG。
(もちろんその逆もあり)

●ブラックでも審査OKの場合(その1)

クレジットカード審査の際、クレジットカード会社は自社所有の情報と個人信用機関の情報を併用しますが、自社情報で事故歴がある場合でも、その事故の内容と他社のクレジットヒストリーが良好なら審査OKになる場合があります。

これは自社所有の情報は、過去の支払い情報が全て記録されており、この情報から意にせず生じた事故なのか、悪質な延滞なの判断がつくから。

自社情報に記録されている事故が悪質なものではなく、他社に対する返済も滞りがなければ、信用枠を与えても大丈夫であろうと判断されるからです。

●ブラックでも審査OKの場合(その2)

自分がブラック、もしくは多重債務に陥っているにもかかわらず、どうしてもクレジットカードが必要な場合は、各クレジットカードのキャンペーン期間中にカード発行を申請しましょう。

クレジットカード会社は、自社のクレジットカードを発行し、そのカードを使ってもらって初めて成り立つ会社です。基本的にはバンバンとカードを発行したいのです。

そこで、新規のクレジットカード会員獲得のためのキャンペーンが年に何度か開催されますが、このキャンペーン期間中は処理件数が多いので個人情報の追跡調査に時間をかけられません。

また、キャンペーン期間中のカード発行枚数の目標値も定められているので、全体に審査が甘くなります。

これはクレジットカードだけではなく、消費者金融に関しても言える事ですので、クレジットカードの発行や新規の借り入れ先を探している人は、是非キャンペーン期間をねらって申し込んでみてください。

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