「ローンの意味や種類」カテゴリーアーカイブ

カードローン契約者が死亡した場合、返済はどうなるの?

基本的には、相続者に負債として相続されます。

カードローンで借り入れを行った契約者が、返済途中に死亡してしまったらどうなるのか、契約者や身近な人が契約している人は気になるところでしょう。

基本的に、契約者の死亡時に残った返済額はそのまま「マイナスの遺産」として、法律で決められた相続者へ相続されます。他に土地や貯蓄などのプラスの遺産があり、それを相続したい場合は、カードローン残額も一緒に相続しなければなりません。

プラスの遺産とマイナスの遺産を合算してプラスになれば、多くの人は相続してカードローンを返済しますが、マイナスが残る場合は「相続放棄」を選ぶ人がほとんどです。相続人になったことを知った日から3カ月以内に家庭裁判所に申し立てれば、相続を放棄できます。この手続きを経ればカードローンの返済は免除されますが、他のプラスの遺産も受け取ることもできません。

まれに、死亡者がカードローンを利用していたことを知らず、相続者がその他の遺産を相続したあとに残債の支払い督促が届くトラブルがあります。この場合、他の遺産を相続してしまっている以上、それまでの遅延損害金・利息を含めた残債を支払う義務が発生してしまうので注意しましょう。

かつては、多くのカードローン会社は「団体信用保険」に加入していました。これは一種の生命保険で、契約者の死亡後、残債分が会社に保険金として支払われる仕組みです。この場合、死亡したあとの残債は自動的に生命保険会社が支払うため、相続者の支払いは免除されていました。しかし、団体信用保険に関してはさまざまな問題点が指摘され、大手のカードローン会社は2006年ごろから一斉にこの保険の取り扱いを中止しています。

フリーローン

カードローンと良く似たサービスにフリーローンというものがあります。
フリーローンとカードローンの最も大きな違いは、追加の借入をすることが出来るか出来ないかという点にあります。
カードローンは限度額内であれば、何度も借入をすることが出来ますが、フリーローンでは一度借入をすると追加でお金を借りることはできません。
その他にも金利や審査の通りやすさなど、フリーローンとカードローンの間にはいくつかの違いがあるようです。
→カードローンについて知りたい方はこちら
目次 [非表示]
1 フリーローンの融資は一度きり!
1.1 フリーローンは銀行がメイン?
2 フリーローンを利用するメリットとは?
2.1 カードローンと比べて審査がゆるい!
2.2 通常の融資よりも金利が安くなる?
2.3 即日融資では少し不利?
3 関連ページ
フリーローンの融資は一度きり!


フリーローンではカードローンのように追加での融資を受けられません
最初に10万円を借りたのであれば、10万円を返し終わったとしても、再度申し込みを行わなければ新しくお金を借りることが出来ないのです。
カードローンと比べると不便なように感じるかもしれませんが、目的が決まっている方であれば、こちらの方が確実に返済をすることが出来るので助かるのではないでしょうか。
フリーローンは銀行がメイン?

フリーローンは主に銀行が取り扱っていることが多く、カードローンよりも堅実な融資であるというイメージが強いようです。
ただし、フリーと名前についているように、利用目的など特に制限があるわけではなく、幅広い用途に利用することが出来るのでご安心ください。
また、目的があって融資を受けるということであれば、フリーローンやカードローンではなく、目的別ローンの利用を検討してみることをおすすめします。
フリーローンを利用するメリットとは?


フリーローンは追加での借入が出来ないということで、カードローンよりも不便だと思われるかもしれませんが、カードローンよりも勝っている点も多くあるのでご安心ください。
特に、なかなかカードローンの審査に通ることが出来ずに困っていたという方は、一度フリーローンに申し込んで見るといいかもしれません。
カードローンと比べて審査がゆるい!

フリーローンはカードローンと比べて審査がゆるいというのはご存知でしょうか。
というのも、融資の前の審査では業者からの信用度が重要ですが、何度も借入を行うことが出来るカードローンよりも、フリーローンの方が堅実なイメージもあり、審査には通りやすくなるのです。
そのため、銀行カードローンがダメだったから消費者金融から借りるしかないと考えていた方も、一度銀行のフリーローンに申し込んでみるといいかもしれません。
通常の融資よりも金利が安くなる?

フリーローンは通常の融資と比べて金利が安く設定されています。
通常のカードローンでは何度も借入が行えるということもあり、完済されるまで長引く傾向があり、業者からするとリスクの高い融資といえます。
そのため、金利を上げなければ採算をとることが出来ないというわけです。
しかし、フリーローンでは追加での借入が出来ないようになっているので、返済も比較的早期に終わることが見込まれます。
そのため、通常のカードローンと比べても安い金利で融資を行なっているのです。
即日融資では少し不利?

このように、フリーローンにはカードローンにはない魅力が多くありますが、審査スピードにおいては少し分が悪いといえるでしょう
フリーローンを取り扱っているのは銀行が多く、多くのフリーローンが即日融資に対応していません。
近年の消費者金融や多くの銀行カードローンでは即日融資に対応するようになっているので、急いでお金を借りたいという方にはあまりおすすめすることができません。
また、審査から融資を行うまで1週間近く時間が必要な場合もあるので、これからフリーローンを利用しようと考えている方は、できるだけ早めに申し込まれることをおすすめしています。

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住宅ローン

世の中の人が「ローンで、毎月カツカツだよ」と言っているのは概ね住宅ローンのことだと思います。
最近では「夢のマイホーム」も一軒家ではなく分譲マンションなどを選ぶ夫婦も多いとか。
核家族化と少子化が平行して着々と進む現代では、一軒家はむしろ掃除の手間と借金が嵩むばかりでメリットが少ないのかもしれませんね。
そのおかげで住宅ローンにも幅広さが出てきました。
一軒家までOKのものや、マンション購入用プランなど、家族のスタイルや希望に合わせてお金を借りることも可能になりました。

しかし、注意しなきゃいけないのはやはり「金利」です。
住宅ローンでお金を借りる時に気を付けるべきは、やはり金利

住宅ローンは20年、30年と続く超長期的ローンです。他のお金を借りる方法と比較してもズバ抜けて長いのが特徴です。
<関連記事:お金を借りると住宅ローンなどが借りられないの?>
20年後のことなんて誰にも分からないですよね。20年あれば下手をすれば日本は戦争真っ最中で、ローンとか言っている場合じゃなくなっているかもしれません。
そこまで極端な話にしなくても、お父さんの働いている会社が倒産して、再就職も上手く行かなくて何とかお父さんのアルバイトでローンを払って、お母さんのパートで生活するなんて未来ももちろん有り得ますよね。

銀行側の言い分としては「将来何がどうなっているか分からない危険性を孕みながら、それでも20年以上の長期的融資をするのだから」ということでしょう。
しかし、それにしたって一個人である「お金を借りる側」にも相応のリスクを背負わせるというのはなかなか非情な話だと思います。
借り手側が背負うリスクとは?

抱えるリスク①
●家を売っても解決しない可能性。
住宅ローンは借りる額が大きいだけに利息が1%程度でもかなりの金額になります。毎月辛い思いをしてローンを返していても、それこそご主人が病気になられたりリストラにあったりする可能性もあります。
そんな時に家を売ってローンをスッキリさせてやり直そうという選択に至ることもあり得るでしょう。
しかし、家を売ってもローンがゼロにならないケースはよくあるのです。
銀行側はローンを組む本人の支払い能力を信用して融資するだけで、家の価値がずっと一定ではないということは無関係だというスタンスです。
なので、20年近く住んで、家が傷んでしまって価値が70%減ほどしても銀行には何の関係もないのです。
「家」に融資したのではなく、「あなた」に融資したのだ、ということですね。
だから家を売っても500万以上借金が残ることも多いに有り得ます。
このリスクを回避する方法は現状住宅ローンの中にはありませんので、お金を借りる前によほどしっかり貯蓄をしていくか、何か他の安全策を講じる必要があります。
抱えるリスク②
●金利は毎月変わる可能性
住宅ローンは変動金利型がほとんどです。
読んで字の如く「金利が変動する」という意味です。
簡単に言うと日銀が決める政策金利に変化があると、それに影響されて変動します。
(詳しいことは「日銀 プライムレート」というワードで検索してください)。
ほとんど1%台の中で細かく動いていますので、来月からいきなり金利が3倍になるなんてことはないですが、一定ではないという怖さはあります。
変わること自体は何年に1回レベルですが、銀行側での「金利の見直し」自体は毎月行われています。
そしてこの「怖さ」を借り手が一手に引き受けているという現状があります。
最近では「特約型」「完全固定型」などもあって3種類の中から選べる銀行も増えています。
・特約型:最初の内の数年は金利を固定にし、その後は変動金利になるというもの。固定の間は金利が高くなるが、何があっても金利は変わらないという安心感がある。
・完全固定型:完済まで何があっても金利が変わらない。変動金利型は、上がるリスクもあれば下がる可能性もなくはないですが、固定型ですと金利が下がった時の恩恵も受けられなくなります。
何十年も払い続けるものですから、お金を借りる前にあらゆる可能性やリスクを踏まえて計画を練っていきたいものですね。
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学生ローン

学生ローンでお金を借りる上で気を付けたい点をいくつか紹介していきます。
本来であれば、社会人ほど高額融資も出来ないのに「学生専用ローン」という商品だけで営業している消費者金融会社が多数ある理由を一緒に考えてみましょう。
学生ローンでお金を借りる時の注意点

まずこれは学生ローンでよく見かける言葉ですが「元金自由返済」という制度。「毎月利息分だけ返済すれば、元金に関しては、期限内であればいつ返してもOKですよ」というものです。
一見すると、お金のない学生の味方のような制度に見えますが、要は「元金を返すまで、ずっと利息を取り放題」ということです。
学生ローンでは何十万も貸せるお客を見つけるのは困難です。

消費者金融でお金を借りる場合には「総量規制法」という制限がかかってくるからです。
「総量規制」とは、借主の年収の1/3までしか貸し付けてはいけないという規制です。
例えばアルバイトで毎月10万円稼いでいる学生は、年収が120万円ですから最高でも40万円までしか貸してはいけないということになります。
しかもアルバイトの場合毎月必ず決まった額が入ってくるとは限りません。
夏休みには旅行や里帰りなどで休む日が増えたり、テスト前になれば勉強のためシフトに入る日が減ったりすることもあるでしょう。
つまり、「平均10万円」でもおおよその年収は100万円が良いところで、30万円前後の上限額が目いっぱいという判断をされるケースが多いと思います。
しかも初回は10万円前後で限度額を設定する会社の方が多いでしょう。
10万円を年利18%で借りた場合の月々の利息は約1480円。これぐらいの額なら学生でも難なく返済出来ます。
これも落とし穴になっています。
元金は1円も減っていないのに、「これぐらいなら余裕で返済できるな」と感じ、どんどんお金を借りる癖がついてしまいます。
こうして限度額いっぱいまで借りるようになってくれれば、自然とお金の使い方は荒くなっていきます。
仮に限度額が30万円になっていたとして、30万借りた場合の月々の利息は約4400円。金遣いが荒くなってしまった学生にとっては「意外と辛い」と感じる金額です。

4400円に加えて元金まで返済するというのは苦しくて、ついつい利息だけ払って何とか凌ぐ生活が続くことでしょう。
消費者金融側からすれば、何もしないで数年間毎月4400円を取り続けられるのですから、こんなに楽なことはありません。
どんな業界のお店でも欲しいのは「リピーター」です。しかも学生ローンの場合「最低でも●●年××月まではリピートし続けてくれるお客さん」というのが確約されています。
こんなに美味しいお客さんもそうそういません。
長くなってしまいましたが、結論として「元金自由返済」というシステムは、学生という細い樹木から出来るだけ長く樹液を吸い上げるためのものであるということを念頭に置いていただきたいということです。
メリットはないの?

ここまでデメリットばかりを書き連ねてしまいましたが、学生ローンでお金を借りるメリットはないのかと聞かれれば、あります。
カードローンなどと比べると学生専用であるだけあって、比較的金利が低めに設定されています。
「元金自由返済」というシステムも、本当にどうしようもなくなって、借金させてもらったところですぐには悠悠自適な状態に戻れるわけではないという人にとっては、「とりあえず利息さえ払えば元金は落ち着いてからでいいよ」というありがたい申し出であることに変わりはありません。
また、20歳を過ぎていれば本人の支払い能力のみで審査してくれますので、親に連絡が行くということは基本的にありません。返済を滞納して何か月も連絡を無視していれば、当然親の元へ電話や手紙が行くでしょうが、きちんと自分で電話に出ていれば行くことはないでしょう。
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不動産担保ローン

不動産担保ローンも読んで字の如く「不動産を担保にしてお金を借りる」というものです。
これまでご紹介してきたものと違うのは、借りたお金の使い道に制限がないという点ですね。
不動産担保ローンでお金を借りるメリット

まず、一般的なカードローンなどよりは圧倒的に金利が安いというメリットがあります。平均金利は2~3%台ですので、カードローンでは10%台を切るのはなかなか珍しいですから1/5以下になるというのはかなり嬉しいポイントです。

また、用途自由ですので、教育ローンの代わりでも何でもOKです。ただし他社の借金の返済のためにという場合は、会社によっては断られる場合もありますので事前に確認すると安心です。
デメリットは?

その名の通り「家」を質に入れてお金を借りるようなものなので、「この家ならどんなに低くなってもこれぐらいの値段で買い取ってもらえるだろう」という金額が上限額となります。
「家を担保にするのにこれだけしか借りられないの?」と思う方も一定数いらっしゃるようです。
絶対にとりっぱぐれのない額というだけですので、あなたの家の現状の評価だというわけではありません。
さらに金利は低いですが「手数料」でお金を稼ごうとしてくる業者も少なくありません。
例えば「今月はボーナスが入ったから繰り上げ返済しよう!」というのは、一般的に見たらとても素晴らしいことです(筆者的にもなんてしっかりした人なんだと賞賛の嵐を送りたいぐらいのことです)が、業者によっては「早く返されれば返されるほど、取れる利息の額が減るから嫌」と見做すようなところもあります。

そういうところは手数料を多くとって、取れなくなった利息分を補てんしようと考えるところもあるようなので、注意事項等は重点的に確認してくださいね!
また、不動産担保に限らず●●担保ローンと銘打っているものを扱う会社には、過去に行政から業務停止命令を出されているような、闇金ではないけれどかなりグレーゾーンな業者もいますので、「金利が安い」ですとか「審査が緩いみたい」といったことだけで釣られて、ホイホイお金を借りるようなことだけはなさらないでください。
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