道ばたの看板で「車でお金」「車に乗ったまま融資」などの看板をよく見かけますが、これらの多くは車リースを装った高利の金融業者です。
車リースを装った高利貸しの手口は、例えば30万円の融資を受けた場合。
- 融資を申し込んだ人の車を金融業者が買い取り、車の名義を変更した上で、車の代金30万円を債務者に渡します。
- 債務者は金融業者から車をリースする形で引き続き車に乗ることができますがリース料として4万5千円を支払います。
これは一見するとリース料として月4万5千円を受け取っているように見えますが、リース料を利息として考えた場合、債権者は年利換算で180%の利息をとられており、この金融業者は明らかに出資法に反していることとなります。
このような金融業者の被害に遭った場合は、弁護士を通じてリース料の請求を中止するように求めることが可能です。
弁護士からリース料の請求を止めるように求められると、これらの業者は「当社は車のリースをしているだけでお金を貸しているのではない」と反論してきますが、
- 看板で融資すると表記していること。
- 実態はリースではなく貸し金であること。
- 利息は出資法に違反しており向こうであること。
- 以上を踏まえて警察に告訴すること。
等を弁護士が主張すれば、たいていの場合、それ以後のリース料の請求は行われないはずです。