カードローン実態調査でメガバンクに立ち入り

金融庁は20日午前、銀行が無担保で個人に融資している「カードローン」の実態を調べるため、メガバンク3行に立ち入り検査に入った。

 カードローンの残高は大幅に伸びており、自己破産や多重債務の増加につながりかねないと指摘されている。過剰な融資にならないよう、審査が適切に行われているかなどについて、詳しく調べる。

 立ち入り検査に入った金融庁の検査官は、審査体制が整っているかや、配慮に欠けた広告をしていないかなどを調べる。過剰な融資につながる可能性がある過度な業績目標を設定していないかについても調査する。問題があれば、改善を促す。

 今後、地方銀行にも検査の対象を広げる方針だ。特に地銀の中には、個人向け融資に関するノウハウがある消費者金融会社に、審査を任せきりにしてしまっているところがあるとみており、実態を点検する。

とやっと重い腰をあげた金融庁、でもカードローンを利用できなくなって困った人たちが消費者金融や闇金に流れたらそれはそれで問題になりそうだけど。メガバンク側も必死な現状、企業向け融資が史上最低の金利水準のなかで、貴重な収益源のカードローン。確かに多重債務者問題は解決しなければならない深刻な問題だが、生き残りのため、金融機関に、個人向け融資に目を向けさせたのは、マイナス金利政策をはじめとした国の政策が原因でないのか?
金融庁さん、日銀を検査したらいかがでしょうか。