悪徳弁護士の見分け方

悪徳弁護士は一般的に提携弁護士とよばれ、整理屋と組んで債務整理を行う弁護士です。

提携弁護士の見分け方としては、まず貸金業者が紹介した弁護士に仕事を依頼するのは絶対に止めたほうがいいでしょう。

貸金業者が自分に不利になるような弁護士を紹介するはずがありません。

広範囲に大量に広告している法律事務所は問題があるといわれることもあります。

実際、大量の広告を出していた弁護士が整理屋と組んでいたことが分かり、弁護士会から懲戒処分を受けた事例ががあります。

しかし、弁護士の広告は自由であり、まじめな弁護士も広告は出していますから、広告しているというだけで提携弁護士と決めつけることはできません。

また、弁護士の事務所に行ってもほとんど事務員が対応し、弁護士は挨拶だけという場合も提携弁護士の可能性が高いといえ、このような場合は、整理屋が事務所に入り込み、運営を行っている可能性があります。

さらに、地方の案件を東京や大阪の弁護士が何十件も処理しているようならこれも怪しいと考えるべきです。

数件ならともかく、遠方なのに何十件もの事件を適切に処理することは難しく、普通の弁護士であれば遠方の事件を何十件も受任するようなことはしません。

以上のように、いくつかの判断材料はありますが、悪質弁護士かどうかを見分ける決定的な方法はありません。

知り合いの弁護士がいない場合には、弁護士会が主催している法律相談で紹介された弁護士に依頼するのが一番無難だといえるでしょう。

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