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悪質現金化業者が使う騙しのテクニック

貸金業規制法の強化によって、お金を貸し出せなくなった消費者金融に変わる資金需要の受け皿としてクレジットカードのショッピング枠現金化が注目されると、街金融や、ヤミ金融がクレジットカード現金化に参入しました。

そして、それに呼応するように詐欺同然の事件が急増しています。

悪質な業者は、ホームページ上で96%の還元率を表示していながら、実際の還元率は50%を切るようなこともあり、さらに悪質な業者になると「お金を振り込まない」「後日勝手にカード決済する」ような場合もあるので、クレジットカードのショッピング枠を業者を使って現金化する場合は、現金化業者の見極めが重要です。

悪質現金化業者 詐欺の手口

悪質な現金化業者がユーザーを騙す手口は幾つかのパターンに分かれています。

  • ホームページの還元率と実際の還元率が違う
    ・ホームページ上には記載されていない手数料を差し引く。
    ・「カードの種類」「ユーザーの信用状態」「職業」「住所」を理由に還元率を下げる。
    ・当初の話と違うことをユーザーが指摘すると高額なキャンセル料を請求する。
  • 約束した金額を振り込まない
    ・電話で説明された金額よりも少ない金額しか振り込まれない。
    ・お金を全く振り込まない。連絡も付かなくなる。
  • 返金を迫る
    ・クレジットカードの商品代金は支払っているのに、一方的な理由で契約を解除し返金を迫る。
  • カード所有者に無断でカード決済する
    ・クレジットカードの情報を控えられ、後日無断で現金化されて手数料を差し引いたお金が口座に振り込まれる。

悪質業者に対する対策

これらの悪質業者の手口に共通するのは、「ホームページ上では極めて好条件を提示してユーザーを誘い込む」「メールでの問合せに対しても電話連絡を要求する」点にあります。
彼らはユーザーを騙すためのトークスクリプト(曖昧な説明でユーザーを丸め込む話術)に長けているので、彼らの要求に応えて電話連絡をすると、彼らの術中に嵌まることになるので注意しましょう。

悪質な現金化業者とは反する、良心的な現金化業者は、ホームページ上で決済金額に応じた振込金額、必要な手数料等を明記しており、メールでの問合せに対しても明確な金額を教えてくれます。

悪質な業者の話術に嵌まらないためにも、初めて利用する現金化業者に対していきなり電話でアプローチするのは避けて、まずは下記のような文面でメールで問合せしてみるのが賢明です。

現金化業者に対する問合せ文例

  • はじめまして。
    ●月●日までにお金を用意する必要があり、クレジットカードの現金化の利用を検討しています。
    ●●●カード(●●●提携)のショッピング枠を現金化し、手元に●●万円を振り込んでもらう際のカード決済額を教えてください。
    よろしくお願いします。

良心的な現金化業者であれば、上記の問い合わせ文面でカード決済額を教えてくれるはずです。

もし、問い合わせ先の現金化業者が、上記の文面に書かれた情報以外に「住所を知りたい」「職業を知りたい」「カードの情報をもっと知りたい」などの理由を付けて電話連絡を要求してきた場合は、とにかくユーザーに電話を掛けさせて丸め込もうとする意図があるので、その業者の利用は控えた方が無難です。

また、メールでの問合せに対して返答がない場合も、返答がないからと言ってユーザー側から電話を掛けたりせず、そのまま放置したほうが良いでしょう。