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住宅ローン

世の中の人が「ローンで、毎月カツカツだよ」と言っているのは概ね住宅ローンのことだと思います。
最近では「夢のマイホーム」も一軒家ではなく分譲マンションなどを選ぶ夫婦も多いとか。
核家族化と少子化が平行して着々と進む現代では、一軒家はむしろ掃除の手間と借金が嵩むばかりでメリットが少ないのかもしれませんね。
そのおかげで住宅ローンにも幅広さが出てきました。
一軒家までOKのものや、マンション購入用プランなど、家族のスタイルや希望に合わせてお金を借りることも可能になりました。

しかし、注意しなきゃいけないのはやはり「金利」です。
住宅ローンでお金を借りる時に気を付けるべきは、やはり金利

住宅ローンは20年、30年と続く超長期的ローンです。他のお金を借りる方法と比較してもズバ抜けて長いのが特徴です。
<関連記事:お金を借りると住宅ローンなどが借りられないの?>
20年後のことなんて誰にも分からないですよね。20年あれば下手をすれば日本は戦争真っ最中で、ローンとか言っている場合じゃなくなっているかもしれません。
そこまで極端な話にしなくても、お父さんの働いている会社が倒産して、再就職も上手く行かなくて何とかお父さんのアルバイトでローンを払って、お母さんのパートで生活するなんて未来ももちろん有り得ますよね。

銀行側の言い分としては「将来何がどうなっているか分からない危険性を孕みながら、それでも20年以上の長期的融資をするのだから」ということでしょう。
しかし、それにしたって一個人である「お金を借りる側」にも相応のリスクを背負わせるというのはなかなか非情な話だと思います。
借り手側が背負うリスクとは?

抱えるリスク①
●家を売っても解決しない可能性。
住宅ローンは借りる額が大きいだけに利息が1%程度でもかなりの金額になります。毎月辛い思いをしてローンを返していても、それこそご主人が病気になられたりリストラにあったりする可能性もあります。
そんな時に家を売ってローンをスッキリさせてやり直そうという選択に至ることもあり得るでしょう。
しかし、家を売ってもローンがゼロにならないケースはよくあるのです。
銀行側はローンを組む本人の支払い能力を信用して融資するだけで、家の価値がずっと一定ではないということは無関係だというスタンスです。
なので、20年近く住んで、家が傷んでしまって価値が70%減ほどしても銀行には何の関係もないのです。
「家」に融資したのではなく、「あなた」に融資したのだ、ということですね。
だから家を売っても500万以上借金が残ることも多いに有り得ます。
このリスクを回避する方法は現状住宅ローンの中にはありませんので、お金を借りる前によほどしっかり貯蓄をしていくか、何か他の安全策を講じる必要があります。
抱えるリスク②
●金利は毎月変わる可能性
住宅ローンは変動金利型がほとんどです。
読んで字の如く「金利が変動する」という意味です。
簡単に言うと日銀が決める政策金利に変化があると、それに影響されて変動します。
(詳しいことは「日銀 プライムレート」というワードで検索してください)。
ほとんど1%台の中で細かく動いていますので、来月からいきなり金利が3倍になるなんてことはないですが、一定ではないという怖さはあります。
変わること自体は何年に1回レベルですが、銀行側での「金利の見直し」自体は毎月行われています。
そしてこの「怖さ」を借り手が一手に引き受けているという現状があります。
最近では「特約型」「完全固定型」などもあって3種類の中から選べる銀行も増えています。
・特約型:最初の内の数年は金利を固定にし、その後は変動金利になるというもの。固定の間は金利が高くなるが、何があっても金利は変わらないという安心感がある。
・完全固定型:完済まで何があっても金利が変わらない。変動金利型は、上がるリスクもあれば下がる可能性もなくはないですが、固定型ですと金利が下がった時の恩恵も受けられなくなります。
何十年も払い続けるものですから、お金を借りる前にあらゆる可能性やリスクを踏まえて計画を練っていきたいものですね。
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ビジネスローン
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学生ローン

学生ローンでお金を借りる上で気を付けたい点をいくつか紹介していきます。
本来であれば、社会人ほど高額融資も出来ないのに「学生専用ローン」という商品だけで営業している消費者金融会社が多数ある理由を一緒に考えてみましょう。
学生ローンでお金を借りる時の注意点

まずこれは学生ローンでよく見かける言葉ですが「元金自由返済」という制度。「毎月利息分だけ返済すれば、元金に関しては、期限内であればいつ返してもOKですよ」というものです。
一見すると、お金のない学生の味方のような制度に見えますが、要は「元金を返すまで、ずっと利息を取り放題」ということです。
学生ローンでは何十万も貸せるお客を見つけるのは困難です。

消費者金融でお金を借りる場合には「総量規制法」という制限がかかってくるからです。
「総量規制」とは、借主の年収の1/3までしか貸し付けてはいけないという規制です。
例えばアルバイトで毎月10万円稼いでいる学生は、年収が120万円ですから最高でも40万円までしか貸してはいけないということになります。
しかもアルバイトの場合毎月必ず決まった額が入ってくるとは限りません。
夏休みには旅行や里帰りなどで休む日が増えたり、テスト前になれば勉強のためシフトに入る日が減ったりすることもあるでしょう。
つまり、「平均10万円」でもおおよその年収は100万円が良いところで、30万円前後の上限額が目いっぱいという判断をされるケースが多いと思います。
しかも初回は10万円前後で限度額を設定する会社の方が多いでしょう。
10万円を年利18%で借りた場合の月々の利息は約1480円。これぐらいの額なら学生でも難なく返済出来ます。
これも落とし穴になっています。
元金は1円も減っていないのに、「これぐらいなら余裕で返済できるな」と感じ、どんどんお金を借りる癖がついてしまいます。
こうして限度額いっぱいまで借りるようになってくれれば、自然とお金の使い方は荒くなっていきます。
仮に限度額が30万円になっていたとして、30万借りた場合の月々の利息は約4400円。金遣いが荒くなってしまった学生にとっては「意外と辛い」と感じる金額です。

4400円に加えて元金まで返済するというのは苦しくて、ついつい利息だけ払って何とか凌ぐ生活が続くことでしょう。
消費者金融側からすれば、何もしないで数年間毎月4400円を取り続けられるのですから、こんなに楽なことはありません。
どんな業界のお店でも欲しいのは「リピーター」です。しかも学生ローンの場合「最低でも●●年××月まではリピートし続けてくれるお客さん」というのが確約されています。
こんなに美味しいお客さんもそうそういません。
長くなってしまいましたが、結論として「元金自由返済」というシステムは、学生という細い樹木から出来るだけ長く樹液を吸い上げるためのものであるということを念頭に置いていただきたいということです。
メリットはないの?

ここまでデメリットばかりを書き連ねてしまいましたが、学生ローンでお金を借りるメリットはないのかと聞かれれば、あります。
カードローンなどと比べると学生専用であるだけあって、比較的金利が低めに設定されています。
「元金自由返済」というシステムも、本当にどうしようもなくなって、借金させてもらったところですぐには悠悠自適な状態に戻れるわけではないという人にとっては、「とりあえず利息さえ払えば元金は落ち着いてからでいいよ」というありがたい申し出であることに変わりはありません。
また、20歳を過ぎていれば本人の支払い能力のみで審査してくれますので、親に連絡が行くということは基本的にありません。返済を滞納して何か月も連絡を無視していれば、当然親の元へ電話や手紙が行くでしょうが、きちんと自分で電話に出ていれば行くことはないでしょう。
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不動産担保ローン

不動産担保ローンも読んで字の如く「不動産を担保にしてお金を借りる」というものです。
これまでご紹介してきたものと違うのは、借りたお金の使い道に制限がないという点ですね。
不動産担保ローンでお金を借りるメリット

まず、一般的なカードローンなどよりは圧倒的に金利が安いというメリットがあります。平均金利は2~3%台ですので、カードローンでは10%台を切るのはなかなか珍しいですから1/5以下になるというのはかなり嬉しいポイントです。

また、用途自由ですので、教育ローンの代わりでも何でもOKです。ただし他社の借金の返済のためにという場合は、会社によっては断られる場合もありますので事前に確認すると安心です。
デメリットは?

その名の通り「家」を質に入れてお金を借りるようなものなので、「この家ならどんなに低くなってもこれぐらいの値段で買い取ってもらえるだろう」という金額が上限額となります。
「家を担保にするのにこれだけしか借りられないの?」と思う方も一定数いらっしゃるようです。
絶対にとりっぱぐれのない額というだけですので、あなたの家の現状の評価だというわけではありません。
さらに金利は低いですが「手数料」でお金を稼ごうとしてくる業者も少なくありません。
例えば「今月はボーナスが入ったから繰り上げ返済しよう!」というのは、一般的に見たらとても素晴らしいことです(筆者的にもなんてしっかりした人なんだと賞賛の嵐を送りたいぐらいのことです)が、業者によっては「早く返されれば返されるほど、取れる利息の額が減るから嫌」と見做すようなところもあります。

そういうところは手数料を多くとって、取れなくなった利息分を補てんしようと考えるところもあるようなので、注意事項等は重点的に確認してくださいね!
また、不動産担保に限らず●●担保ローンと銘打っているものを扱う会社には、過去に行政から業務停止命令を出されているような、闇金ではないけれどかなりグレーゾーンな業者もいますので、「金利が安い」ですとか「審査が緩いみたい」といったことだけで釣られて、ホイホイお金を借りるようなことだけはなさらないでください。
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おまとめローン

おまとめローンは他の「お金を借りる方法」とは少し、種類というか性質というか系統が異なります。
借金を返すために借金をするという特殊なものなので、今までのローンなどとは方向性がやや異なるのです。
今日中にお金を借りる方法をお探しなどの場合には、消費者金融のページをご覧いただければと思います。
おまとめローンでお金を借りるとは

そもそもおまとめローンというものはどういうものかを簡単に説明します。
A、B、C社で借りている各20万円、計60万円の借金を、まずD社で60万円まとめて借りて、そのお金をA、B、C社に全額一括返済し、今後はD社の1社のみに返済していく。
このようなスタイルのものをおまとめローンといいます。「債務の一本化」「借り換えローン」などもほぼ同義です。
メリットは?
銀行にしろ、消費者金融にしろ、どこにしても借りている金額が高くなればなるほど金利が安くなります。
一般的には20万円は結構な高額ですが、金融業者からすれば「小口」です。何年借りていても金利は最高額で設定されているケースがほとんどです。
ですが50万円を超えたあたりから金利を下げてくれる業者が多いのです。
しかも、おまとめ専用のローンだと元々の上限金利も、キャッシング等よりも低いことがほとんどですので、今よりほぼ確実に月々の返済額が減り、完済までの道のりもグッと短くなります。
デメリットは?
1回で借りる金額が大きくなりがちなので、審査はやや厳しめで時間もかかります。そして「借金を肩代わりしてあげて、なおかつ金利も安くして返しやすくしてあげる」というものですから、返済期日に対しても厳しくなります。
←消費者金融の審査イメージ
おまとめローンの審査イメージ→

お金を返すための借金であること

上記のようにメリットとデメリットだけを見てみると、メリットは非常に魅力的で、デメリットは「まあそりゃ当然ですよね」という程度のもののみ。
これなら利用できそうなら利用した方がお得じゃない?と思えます。
それもまた正解です。
ただ勘違いしないで欲しいのは、おまとめローンのことを救世主のように思うのは危険だということです。条件によってはそれなりの金利を科せられることも多いにあります。「他社からお金を借りるぐらいならウチでまとめてあげるよ!」という顧客の奪い合いのためのプランであることもあります。
今ご自分の借入額と収入額のバランスによっては他の方法を試してみた方が良い可能性もあります。
もちろん任務整理や自己破産などの方法も、これもまた諸刃の剣です。
どの方法が自分にとってベストなのか「法テラス」などで弁護士さんに無料相談に乗ってもらってから決めてみてもいいと思います。
お金を借りることに何のデメリットもない救世主的方法はありません。が、自分できちんとやり直して頑張るというのであれば、救いの手を差し伸べてくれる人は必ずいます。
肝心なのは「きちんと助けてくれる人がいるところで助けを求める」ということです。
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学生ローン
不動産担保ローン
ローンとは?

自動車ローン

自動車ローンはその名の通り、「自動車を買うためにお金を借りる」もので、他の用途で使うことはできません。
「金利も安いし最近は審査緩めのものもあるって聞いたから、金利の高いキャッシングとかより、こっちで借りたいんだけど出来ないのかな?」
と考えたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが、残念ながら不可能なのです。
自動車ローンでお金を借りると、車以外には使えない?

自動車ローンなどの「用途別ローン」は「後借り」が基本です。
つまりは車の購入が決まった後で、注文書や車検証を「車を買った証明」として提出する必要があり、「間違いなく買った」と確認されないと利用できません。

なので、先に借りておいて50万円は遊びに使って、残りを車のローンに充てるということは出来ません。
次に自動車ローンでお金を借りる場合は2つの道があることについて見ていきましょう!
自動車ローンは2つある

1つは銀行や信用金庫などからお金を借りるというもの
やはり金利が安いというのも大きな魅力ですが、それよりも大きなメリットは「車が最初から自分のものになる」ということです。
なので、いつ売ろうが譲ろうがまったく関係ありません。
その分銀行・信金などは「本人の支払い能力」を重視するということでもあるので、審査が厳しくなりがちなのは仕方がないことかもしれません。

正社員で勤続年数や年収が400万以上あるという方はまずは銀行に申し込んでみてはいかがでしょうか?
もう1つは、信販会社からお金を借りるというものです。
メリットとしては以下のようのものが挙げられます。
・審査が緩めで比較的借りやすい
・車の販売会社と提携していることがほとんどで、その場ですぐに申し込めるので楽。
・必要になる書類が少ないので、申し込みも楽。
次にデメリットはこちら。
・金利が銀行などに比べると高くなる。
・ローンがある内は名義が信販会社になる。
・車を手放しても自動車ローンに全額返済として充てられる。
もちろん名義が信販会社(もしくは車の販売会社)になるだけですので、車でどこに行こうと何をしようと自由です。しかし勝手に人に譲ったり売ったりすることは出来ないということですね。
また、生活が苦しくなって、車を売ったお金で当面やりくりして、火急の事態をしのいだ後に返済を続けるということもできません。
銀行は「あなたの返済能力を見込んで貸す」と言い切れる相手にしか貸さないので、貸したあとのことは本人に任せる余裕がありますが、信販会社は「ちょっとこの人の返済能力怪しいな」と思う相手にでも貸してくれるので、その分明確な「担保」がないと貸してくれないということですね。
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