クレジットカードでキャッシングしたお金の返済方法

まとめて言うと
・キャッシングの返済は銀行・コンビニATMでできる
・キャッシングを利用したい場合は分割返済できるカードを選ぼう
・キャッシング料金を分割返済できるクレカはアコムACマスターカードがおすすめ

冠婚葬祭や車検など、出費が多くてお金に困った時、クレジットカードを使ってATMやCD(キャッシュディスペンサー)でお金を気軽に借りられるサービスを「キャッシング」と言います。

キャッシングとよく似たサービスに、「カードローン」がありますが、違いはお金の返済方法にあります。
キャッシングの返済方法は翌月一括払いが基本なのに対し、カードローンは毎月少額ずつ返却していく分割払い(リボルビング払い)が基本です。
基本とは言っても、現在ではほとんどのクレジットカードでカードローンと同様の返済方法が可能になっています。

これからキャッシングを利用したい方、リボ払いを利用したい方におすすめのクレジットカードを紹介し、キャッシングの返済方法について解説します。

返済方法について

クレジットカード会社やカードの種類によって借りたお金を返す手段、「返済方法」が異なります。

借りたお金は、カード会社が定めた口座引き落としの日に返済するものが多く、ATMを使ってお金を借りられても、ATMを使っての返済が出来ないカードも多くあります。

ATMで返済が可能な人気カード
クレジットカード名 返済方法
アコムACマスターカード 27日に引き落とし、コンビニや銀行ATM、アコム店頭窓口、インターネット返済
三井住友VISAカード 26日あるいは10日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
JCBカード 10日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
楽天カード 27日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
ニコスカード 10日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
オリコカード 27日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
ジャックスカード 27日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
イオンカード 2日に引き落とし、コンビニや銀行ATM
返済金額は借入した金額に利息が日割りで追加されていくので、返済方法は口座引き落としのものよりも、ATMやインターネットなどで返済できるカードが便利です。

口座引き落とししか返済方法がないと、キャッシングを利用した日によっては一括返済したにも関わらず、55日分の利息を支払わなければならない可能性があります。

例えば、毎月10日が口座引き落としのセブンカードは、返済金額が決まる「締日」が毎月15日だと定められています。
締日の15日にキャッシングを利用した場合、翌月の10日に口座からキャッシング利用代金+25日分の利息が引き落とされます。
一方、締日の翌日である16日にキャッシングを利用した場合、次の締日までの30日間に加えて、口座引き落としまでの25日間が加わり、キャッシング利用代金+55日分の利息を支払うことになります。

ATMやインターネット返済が出来るクレジットカードであれば、自分のタイミングで返済できるのでこういった心配をしなくて済みます。

キャッシング料金を分割返済できるクレジットカード


アコムACマスターカード
キャッシング料金を分割で返済可能
土日発行OK、審査最短30分で即日発行可能
発行可能か分かる3秒診断あり
年会費無料

キャッシングを利用するためのカードを探しているという方には、年会費無料で最短即日発行が可能なアコムACマスターカードがおすすめです。

ACマスターカードはコンビニや銀行ATM、アコム店頭窓口、インターネット返済など返済方法を自由に選ぶことができます。また、キャッシングは通常翌月一括払いで返済しなければいけませんが、ACマスターカードであれば毎月分割返済でキャッシングすることもできます。

金利・利息の計算方法

クレジットカードでショッピングをした場合、一括払いにすると利息がつきません。
しかし、キャッシングの場合は1か月後に返済した場合でもキャッシング手数料として利息がつきます。

例えば、金利15%のカードで10万円を1ヵ月借りた場合、1,233円の利息がつき、101,233円を返済する必要があります。

100,000 × 0.15 ÷ 365 × 30 = 約1,233
※借入元金 × 借入金利 ÷ 日割り365日 × 借入日数 = 利息手数料

利息手数料は月単位ではなく日数で加算されていくので、返済は1日でも早い方が安くすみます。

クレジットカードのキャッシングでかかる金利は15.00%~18.00%のものが多いです。
これは、利息制限法という法律で金額に応じた金利の条件を以下のように定めていることから、各社とも大きな差がない数値になっています。

10万円未満の貸し出し

10万円以上100万円未満の貸し出し

100万円以上の貸し出し

上限金利

20%

18%

15%

返済が遅れたらどうなるか

借りる時は返済計画をしっかり考えていたつもりでも、いざ返済となったらさらなる思わぬ出費が重なってしまって、どうしても返済できないということがあるかも知れません。
では、もしも返済が遅れてしまったらどうなるのでしょうか。

ハガキや電話による催促
返済日を過ぎても連絡もせずにいると、数日後にハガキや電話での催促がきます。
それでも連絡がつかない場合は、勤務先に借金返済を催促する電話がいきます。
職場に借金がバレる可能性はありますが、この時点ではこちらのプライバシーにもなるべく配慮した対応をしてくれます。

督促状が送付されてくる
ハガキや電話の催促をしても返済が確認できない場合は、最初のハガキよりも強めの書き方で20日以内に支払いをするよう書かれた督促状が自宅に送られてきます。
これを無視すると、クレジットカードやローンカードが使えなくなります。

催告書が送付されてくる
それでも返済を延滞していると、催告書が送付されてきます。
催告書(さいこくしょ)とは、「早く払ってください。」という催促の手紙のようなものです。
これに期間内に従わなければ、財産の差し押さえが実行されます。
差し押さえは裁判所の許可で行われている法的処分なので拒否できません。

返済日を過ぎての返済は通常の利息に加えて遅延損害金を支払うことになります。
遅延損害金は、20%の年率で遅れた日数分の日割りで計算されます。

返済が遅れたと分かったら早めに連絡をする

返済が遅れたと分かった時点で、早めにカード会社に遅れることと、どれくらい遅れるかを連絡して伝えてください。
早めに連絡することで、返済日を遅らせてもらえたり、利息分だけの支払いでその月は済ませてくれたりする場合があります。

クレジットカードと違って、カードローンは分割で毎月少しずつ返済できるのが特徴です。急にお金が必要になった方は翌月一括返済をしなければいけないクレジットカードよりも、カードローンで余裕を持って分割返済しましょう。