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お金にまつわる話

バカほど「バタバタ」「要するに」と言う①

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具体性に欠け、まともな情報伝達にならないのに、しばしば使われる「ビジネス用語」がある。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「そうした言葉を多用すると、相手に『この人、バカだ』と思われる可能性がある」と指摘する。中川氏が特にモヤモヤする12個のビジネス用語とは──。

見聞きするたびにモヤモヤする「言葉」とは

仕事をしていると、会議やメールで「うわっ、イヤな言葉……」と思わずにはいられないフレーズに出くわすことがある。それらは大抵、「ちゃんと意味があるようなことを言っているようで、実は何も伝えていない」や「ノリでテキトーなことを言っているだけ」、「曖昧過ぎる」といった感覚を抱かせる言葉たちである。

以下、私がモヤモヤする言葉を挙げていく。これらの言葉は、具体性に欠けていたり、人によって解釈が異なったりするため、まともな情報伝達にならないものばかりだ。多用すると「この人、バカだ」と相手に思われる可能性があるので、使うにあたっては注意するほうがいい。

・バタバタしてる
・忙しいですか?
・パッツンパッツン
・まだ予定が見えない
・てっぺん
・朝イチ
・午後イチ
・展開します
・アジェンダ
・検討します
・要するに
・一瞬だけいいですか!

「お前は鳥か!」とツッコミたい

それでは、上記の言葉に対する違和感をひとつずつ解説していこう。
【バタバタしてる】

「忙しい」の意味であることわかるのだが、この言葉を見聞きするたびに「お前は鳥か!」とツッコミたくなる。そして「いま、猛烈に忙しくて、まだ作業に取り掛かれません」「他にやらなければならないことがあるので、できません(行けません)」と素直に言えばいいのに……といつも思う。

「バタバタ」と言われてしまうと、昼食はデスクでおにぎりを一口で飲みこみつつ、キーボードをガシャガシャと打ち続け、Enterキーを「ターン!」と強くたたいたかと思ったら、返す刀で受話器を取って電話応対し、さらに空いたほうの手で書類に何かを書いている、といった光景を想像してしまう。

さらには、そうしてオフィスの仕事を猛スピードでさばいた後、乱暴にジャケットをはおって、両手をバタバタと鳥のように動かしながら走って移動。時計に何度も目をやりエレベーターをイライラと待つ、なんて殺伐とした(それでいて滑稽で、哀れな)姿を思い浮かべてしまうのだ。

「バタバタ」の解釈については「いろいろと煩雑な業務が控えており、精神的にこれ以上予定を増やせない」「今日はアポが5件あり、まったく余裕がない」「出張から帰ってきたばかりなので普段より忙しい」「死ぬほど業務が立て込んでいて、今日の仕事が終わるのは午前3時を過ぎる見込み」など、さまざまなケースが考えられる。

「バタバタしてるんです」というだけでは、その忙しさが具体的に見えてこないため、こちらも仕事を振っていいのか、飲みに誘っていいのか、まったくわからない。

続く

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