クレジットカード現金化業者「キャッシュバックス」経営者の橋本幸治氏を出資法違反で逮捕

クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法で事実上のヤミ金融を営んだとして、東京都台東区上野の現金化サイト「キャッシュバックス」を運営する東京都台東区の貴金属販売会社「インフィニティ」の元代表で飲食店経営の橋本幸治容疑者(41)=板橋区仲宿=が逮捕された。

カード現金化業者をヤミ金業者と認定し、摘発するのは全国で初めて。

業者側は商品売買を装うことで融資ではないとしていたが、警視庁は商品はほぼ無価値で実質的貸し付けと判断したとのこと。

橋本容疑者は、客におもちゃのネックレスなど実際には30~120円の商品を高額な値段でカード決済させて、カード会社から入る現金の一部から手数料などを引いた上でキャッシュバックする方法で融資していた。

逮捕容疑は、「昨年3月~今年1月ごろ、千葉県浦安市の男性(49)ら男女計4人に、カード決済システムを悪用して、現金計約345万円を貸し出し、計約70万円の違法利息を受け取った」としている。

橋本容疑者は7月13日、出資法違反などの容疑で逮捕され、今月3日に同法違反などの罪で起訴されていた。

何故、橋本容疑者が逮捕されたのか?

橋本容疑者が運営していた現金化サイトはキャッシュバックス

okane119が行った現金化業者のグループ分け調査では、悪質な街金上がりのグループに属するわけでもない、一匹狼のキャッシュバックスだけが何故摘発されたのか?

キャッシュバックスのサイトを見てみると、1万~30万円の還元率は85%~90%と極めて高い還元率。

しかし、カード決済手数料やデポジット(支払い留保されるお金)、金主に支払う利息、家賃人件費その他の運営経費を考えると、85%の還元は現金化サービス運営者にとってかなり厳しい数字である。

このことから、ホームページ上に記載されている還元率と実際の還元率はかけ離れていて、そのことを不満に思った利用者が警察に泣きついたことから、以前からクレジットカード現金化を規制するように圧力を受けていた警察が渋々動いたのではないかとokane119では考えている。

ホームページに記載されている還元率の表記と、実際に利用者の手元に届くお金の還元率がかけ離れているのは、悪質な現金業者にひっかかれば当たり前のこと。

そんな悪質現金化業者のグループの手口に引っかからないよう、クレジットカード現金化を利用する際は、クレジットカード現金化業者安心感ランキングを参考にして欲しい。

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