クレジットカードの更新審査は無職でも通るのか

クレジットカードは5年程度の有効期限が定められており、期限を超えてしまうとカードを利用することができなくなってしまいます。
多くの場合、何もしなくても有効期限が切れる1ヵ月くらい前にクレジットカード会社から有効期限を更新された新しいカードが郵送されてくるのですが、クレジットカード更新時に再度カード利用者の信用情報をチェックする「更新審査」の結果によっては更新カードが発行されない可能性があります。

クレジットカード審査といえば、カード利用者の所属している会社や勤続年数、年収などを調べるイメージを持っている方は多いと思いますが、更新審査では無職であることが原因で審査に落ちることは基本的にはありません。なぜなら、カード更新時の審査ではカード利用者の職業調査は行わないからです。

無職の人でも問題なく更新審査で通る理由

クレジットカードの更新の際にクレジットカード会社が審査基準にしていることは、支払い能力があるかどうかという点です。
なので、更新する前に支払いの延滞や不正利用等、「支払い能力がない」と判断されるような理由がなければ、カード会社も職業を調べたりせず、無職でも問題なくカードが発行されるでしょう。

無職の人がクレジットカードを持つ上で注意すべきことは

「無職」と呼ばれる方の中でも仕事を辞めて転職活動中の方であれば問題はないのですが、現在アルバイトやパートとしても働いておらず、これから先も働く気のないいわゆる「ニート」と呼ばれる方は、何かの拍子にクレジットカード会社がカード利用者の就業状況などを確認しないとは限らないので、収入がゼロで「支払い能力がない」とみなされてしまったら更新審査で落ちる可能性も無くはないですのでご注意ください。

一度更新審査に落ちてしまうと、新たにカードを作りなおす必要があり、更新審査よりも難易度の高い発行審査を受けなければならなくなります。

もしカード更新審査に落ちてしまった場合は

もし、返済の遅延などが原因で更新審査に落ちてしまった場合は、新たにカードを作り直しましょう。
とはいえ、更新審査に落ちたということは、すでに個人信用情報機関にブラックリストとして登録されてしまっている可能性が高く、さらに無職の場合だと普通のクレジットカード審査を受けても審査で通ることが出来ないでしょう。

そんな方は仕方がないので、家族カードか、デビットカードを発行するしかないです。

家族カードとは

家族カードは、クレジットカード所有者の家族に、手持ちのものと同じ機能が備わったカードを別で一枚発行できるといったものです。
家族カードであればカード使用者がブラックの方でも審査で通過することが可能なので、家族にクレジットカード所有者がいる方は利用してみてください。

デメリットとしては、元々のカードを持っている本人会員さんの支払い請求書にまとめて請求がされてしまうので、請求書を見た家族に何にカードを使ったのかと家族に問われてしまうことと、審査基準で重視される「返済履歴(クレジットヒストリー)」が、本人会員の方にしか貯まらないので、いざ就職してからクレジットカードを作ろうと思っても、審査でつまづき、思い通りのカードを作れない可能性があります。

デビットカードとは

デビットカードは、クレジットカードと同じように利用できるカードのことで、クレジットカードが翌月払いなのに対し、デビットカードは、利用したら即、預金口座から現金が引き落とされる仕組みになっています。
デビットカードについても、家族カードと同様に審査で落ちるということはありません。

しかし、デビットカードについても家族カードと同様に、クレジットヒストリーが貯まらないというデメリットがあり、長く利用していてもクレジットカードを発行するための審査通過のためにはなりません。

クレジットヒストリーを貯める

クレジットカードの審査に落ちた場合、携帯電話本体代金の分割払いをして個人信用情報機関のクレジットヒストリー(返済履歴)を貯めることから始めましょう。携帯電話本体代金の分割払いで、返済の履歴を蓄えて信用力を高める「クレヒス修行」を2年以上続けた後にカード審査を受けると通過率は高まります。クレヒス修行の後、「ブラックでも作れるクレジットカード」のページを参考にしてクレジットカードを作ることをおすすめします。