クレジットヒストリーとは

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クレジットヒストリー、これまた聞き慣れない単語ですね。
クレジットヒストリーとは、カード会社からの請求に対して、きちんと期日に支払いをしてきたかどうかの履歴を指します。新たにクレジットカードを作る時、あるいは、新規でローンを組む時に、金融機関の審査上で、最も重要視される情報といわれています。つまり、これまでの履歴が、毎月定期的にカードの利用があり、延滞せずに料金を支払っている内容であれば、有利な条件でローンの申し込みができたり、これまで使用してきたクレジットカードから、よりグレードの高いカードへの変更がスムーズになったりするのです。また、最近では、クレジットカードの取引履歴が、個人の信用格付の基準になりつつあるといわれます。

実は、このクレジットヒストリー、カード利用者である私たちも閲覧することが可能なのは、あまり知られておりません。
クレジットヒストリーを知るためには、個人の信用情報収集や提供を行う信用情報機関から、情報の開示を受けることになります。個人に関する信用情報機関には、全国銀行個人信用情報センター、株式会社シー・アイ・シー、株式会社日本信用情報機構の3機関があり、そこでクレジットヒストリーが管理されています。ここでは、株式会社シー・アイ・シーから、クレジットヒストリーが開示されるまでの流れをみていきましょう。

■クレジットヒストリーを閲覧する
株式会社シー・アイ・シーは、クレジット会社が共同出資で設立した信用情報機関です。ここでは、株式会社シー・アイ・シーの会員である銀行、クレジット会社、消費者金融会社が、自由にクレジットヒストリーを閲覧できるほか、クレジットカード利用者である私たちも閲覧できます。
その方法は、株式会社シー・アイ・シーに直接出向くか、郵送で取り寄せるかの2通り。以下、開示報告書を受け取るまでの流れをみていきましょう。

■1、開示相談室に直接出向く

全国の主要都市にある最寄りの開示相談室に直接出向き、窓口備え付けの信用情報開示申込書に記入します。
開示手数料500円と、写真付きの身分証明書を添付して受付をすると開示報告書が受け取れるという流れです。

■2、郵送で取り寄せる

インターネット、FAXまたは電話で必要書類を取り寄せます。
書類が届いたら、信用情報開示申込書に記入し、開示手数料、本人確認書類、その他必要書類を用意します。
準備が整ったら、必要書類を株式会社シー・アイ・シーへ発送します。後日、開示報告書が到着するという流れになります。

ワンランク上のグレードのカードを持ちたいというならば、クレジットヒストリーを確認し、手元にあるカードの中から最もいい状態のクレジットカードを選択してみましょう。また、クレジットヒストリーを磨くためには、使用歴を長くし、毎月定期的にカードを利用し、延滞せずに正常に支払うことに加え、繰り上げ返済でカード会社へ好印象を与えるのも効果的です。きれいなクレジットヒストリーを目指して、コツコツと取引履歴を積み上げていきましょう。