クレジットカードの選び方

「クレジットカードを作りたいけど、種類が沢山ありすぎて、何を基準に選べばいいのか分からない!」と困っている方は多いと思います。

クレジットカードを選ぶ際は、年会費無料ポイント還元率が高いことを第一に考えましょう。さらに、クレジットカードをよく使う機会を想像すると、よりカード選びが楽になります。
その上で、旅行保険や優待割引などの付帯特典を加味すると、自分にぴったりなクレジットカードを見つけられます。

クレジットカードの選び方について、詳しく説明します。

年会費で選ぶ

クレジットカードを選ぶ際は、年会費を比較して下さい。

年会費とは、クレジットカードを保有するために必要な会員費です。最近は永年年会費無料のクレジットカードも増え、申し込みの選択肢が増えました。

クレジットカードの年会費は、サービス内容により異なります。一般的に、年会費が高価なクレジットカードは付帯特典が充実しています。しかし、中には高額な年会費に見合わない貧相な特典のクレジットカードも存在します。逆に、年会費無料でありながら豊富な特典を付帯するクレジットカードも多数存在します。

クレジットカードの付帯特典に魅力を感じない方や、積極的に利用したい店舗がない方は、年会費無料のクレジットカードを選びましょう。年会費無料のクレジットカードでも、コンビニやネットショッピング、海外旅行先での支払いなどに問題なく利用可能です。

学生や25歳以下の方は若者向けカードを選ぶ

学生や25歳以下の方は、若者向けクレジットカードを選びましょう。

若者向けクレジットカードは、申し込みに年齢制限があるクレジットカードです。年会費が無料だったり、ポイント還元率が高かったりと、一般カードにはない優待特典を多数付帯しています。

三井住友VISA
デビュープラスカード

デビュープラスカード

年1回の利用で実質年会費無料
常時ポイント2倍
入会後3か月間はポイント5倍

三井住友VISAデビュープラスカードは、三井住友カードが発行する25歳以下限定のクレジットカードです。初年度年会費無料、次年度以降も年1回以上カード利用があれば翌年度年会費が無料になります。年1回でもカード利用の機会がある方は、実質年会費無料で三井住友カードを持つことが可能です。

三井住友VISAデビュープラスカードは、入会後3か月間は、獲得ポイント数が5倍(ポイント還元率2.5%)に跳ね上がります。4か月目以降もポイント還元率1%の高還元率カードとして利用可能です。

なお、三井住友VISAデビュープラスカードは、カード会員が26歳になった最初のカード更新時に、自動的に三井住友VISAプライムゴールドカードに切り替えが行われます。

発行スピードで選ぶ

急な海外旅行や大きな買い物の予定が入り、急いでクレジットカードが必要になった場合は、発行スピードの早いクレジットカードを選んで申し込みましょう。

ACマスターカード

ACマスターカード

年会費無料
最短30分で審査結果通知
最短即日発行即日受取可能

アコムACマスターカードは、インターネットから申込んだ場合、最短30分で審査結果が通知されるクレジットカードです。全国に470店舗が営業する自動契約機「むじんくん」を利用した場合は、最短即日発行即日受取可能です。むじんくんは8時から22時まで年中無休で営業しているため、お昼休みや会社帰りなど限られた時間内にカード発行手続きを終わらせることもできます。

利用目的で選ぶ

クレジットカードを選ぶ際は、カード利用目的をイメージしましょう。

スーパーやコンビニの支払いにクレジットカードを利用したい方は、提携店舗で割引やポイント還元率アップ等の特典があるクレジットカードを選びましょう。また、海外旅行先でクレジットカードを利用したい方は、海外旅行傷害保険を付帯したクレジットカードを選びましょう。

いくつかの利用目的ごとに、おすすめのクレジットカードを紹介します。

スーパーやコンビニ

スーパーやコンビニの支払いにクレジットカードを利用したい方には、提携店舗で割引やポイント還元率アップ特典のあるクレジットカードをおすすめします。

イオンカード

イオンカード

年会費無料
電子マネーWAON搭載
お客様感謝デーは支払額5%オフ

イオンカードは、年会費無料のクレジットカードです。イオングループの店舗で毎月開催される「お客様感謝デー」は、イオンカードの提示で支払額が5%オフになります。

また、イオンカードを付帯電子マネーのWAONと紐付けて利用した場合は、いつでもポイント還元率が1%以上になります。

セゾンカード

セゾンカード

年会費無料
西友やリヴィンで支払額5%オフ
有効期限のない永久不滅ポイント獲得可能

セゾンカードは、年会費無料のクレジットカードです。毎月5日・20日は西友やリヴィン・サニーの利用額が5%オフになる特典を付帯しているほか、有効期限のない「永久不滅ポイント」を獲得できます。

UCSカード

UCSカード

年会費無料
アピタ・ピアゴで5%オフ
宇佐美のガソリン代2円/L引き

UCSカードは、東海地方を中心に全国のスーパーやコンビニで割引特典を受けられる年会費無料のクレジットカードです。毎月6回以上、アピタやユーホームで5%割引特典を利用可能です。

ネットショッピング

Amazonや楽天市場などを頻繁に利用する方は、ネットショッピングでポイントが貯まりやすいカードを選びましょう。

ネットショッピングの際にポイント還元率が高いカードと言えば楽天カードやAmazonカードが有名です。
しかし、オリコカード・ザ・ポイントは楽天カードやAmazonカードよりも多くのポイントを獲得可能です。

オリコカード
ザ・ポイント

オリコカード・ザ・ポイント

年会費無料
最大ポイント還元率17.5%
Amazonでも楽天でもポイント高還元率

以下は、オリコカード・ザ・ポイントを、楽天カードやAmazonカードと比較した表です。

オリコモールを経由してAmazonで買い物をした場合のポイント還元率

カード名 ポイント還元率
Amazonカード 1.5%
オリコカード・ザ・ポイント 2.0%

オリコモールを経由して楽天市場で買い物をした場合のポイント還元率

カード名 ポイント還元率
楽天カード 2.0%
オリコカード・ザ・ポイント 3.0%

オリコカード・ザ・ポイントはAmazonでも楽天市場でもポイント還元率が高いので、頻繁にネットショッピングを利用する人におすすめできます。

ただし、オリコカード・ザ・ポイントは、ポイント有効期限が1年と短いことや、付帯保険がないことがデメリットです。

海外の特典

海外旅行や海外出張、留学等で海外に行く予定がある方は、海外旅行傷害保険を付帯したクレジットカードに申し込みましょう。

海外旅行傷害保険は、カード会員が海外の医療機関で治療を受けた際に請求された治療費等を、上限額内でカード会社が補償する特典です。

海外は日本に比べ治療費が高く、国内で加入した健康保険も適用されません。アメリカで盲腸の手術をしたところ300万円以上の治療費を請求された、のようなケースが多々あります。海外旅行傷害保険の補償額が高額なクレジットカードを持てば、このような問題を防ぐことが可能です。

三井住友VISAカード

三井住友VISAカード

最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険を付帯
初年度年会費無料
セキュリティ性の高い銀行系カード

三井住友VISAクラシックカードは、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険を付帯するクレジットカードです。世界中で決済可能なVISAを付帯しているため、海外旅行先でも問題なく支払いに利用可能です。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

抜群のステータス性
VIP空港ラウンジ年2回まで無料
家族カード1枚無料発行

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)は、最高1億円補償の海外旅行傷害保険を付帯するゴールドカードです。世界中のVIP空港ラウンジを無料利用可能なプライオリティ・パスを付帯するため、頻繁に海外旅行や海外出張に行く方におすすめです。

かつてアメリカン・エキスプレス・カードは高収入者しか持てないクレジットカードでしたが、最近は審査基準も下方修正され、正社員として働く会社員や公務員なら簡単に保有可能になりました。サービスの質は保持されているため、現在も高ステータスカードとしての魅力は続いています。

ETCカード

ETCカードを使いたい方は、ETC利用時にポイント優待のあるクレジットカードを選びましょう。

VIASOカード

VIASOカード

年会費無料
ETCカード料金はポイント2倍
貯めたポイントは自動でキャッシュバック

VIASOカードは、年会費無料のクレジットカードです。追加発行可能なETCカードも年会費無料なため、一切維持費が発生しません。
VIASOカードは、ETC利用分のポイントが2倍に跳ね上がる特典を付帯しています。また、ETC料金やカードショッピングで貯めたポイントは、毎年1回オートキャッシュバックされます。面倒な手続きなく自動で現金還元が発生するため、ポイント交換の手間がかかりません。

優待特典の多さで選ぶ

割引特典の多いクレジットカードを使いたい方は、エポスカード(マルイカード)を選びましょう。

エポスカード

エポスカード

年会費無料
カラオケ店や飲食店で割引特典
年4回マルイの10%オフセール開催

エポスカードは、年会費無料のクレジットカードです。ビッグエコーやロイヤルホスト、富士急ハイランド、東京ドームシティなど多くの施設で利用可能な割引特典を付帯しています。
たとえば、カラオケ店のシダックスでは、エポスカードを提示するだけでルーム料金が30%オフになります。エポスカードは特に割引優待が多く、年会費のかからないクレジットカードなので、持っているだけでも便利な特典を利用可能です。

国際ブランドで選ぶ

クレジットカードを選ぶ際は、VISAもしくはMasterCard付帯カードをそれぞれ1枚以上ずつ持つことを重視してください。

JCBやアメックス等を付帯したクレジットカードは、加盟店が少ないため、利用を断られることが多々あります。特に、海外はJCB加盟店がほとんどありません。JCBカードのみで海外旅行に行くことは危険です。

対して、VISAやMasterCardを付帯したクレジットカードは、世界中で利用できます。それぞれのブランドを付帯したクレジットカードを1枚ずつ持っている方は、カード払い可能な店舗であれば、国内でも海外でもほぼ100%決済可能です。

メインカードとサブカードを使い分ける

クレジットカードを選ぶ際は、メインカードとサブカードを使い分ける意識を持ちましょう。

メインカードとは、頻繁に決済に利用するクレジットカードのことです。支払額が多いため、ポイント還元率の高さや支払い上限額の高さを重視して選びましょう。
三井住友VISAデビュープラスカードアコムACマスターカードオリコカード・ザ・ポイントなどはメインカードにおすすめです。

サブカードとは、メインカードを補助する予備のクレジットカードのことです。メインカードが付帯する国際ブランドが使えない店舗での支払いや、カード提示による割引特典の利用、付帯の海外旅行傷害保険などを目的に保有して下さい。 三井住友VISAクラシックカードエポスカードVIASOカードなどがサブカードにおすすめです。

サブカードは、メインカードと比べて利用機会が少ないため、年会費がかからないクレジットカードを優先的に選ぶことをおすすめします。