消費者金融は外国人にもお金を貸すの?

たとえ日本国籍を持たない外国人であっても、消費者金融が定める条件をクリアすればお金を貸してもらえます。

消費者金融会社の申込み案内の中で、本人確認書類の欄に「外国人登録証明書」が含まれている金融会社なら、外国人だからと言うことで審査以前に門前払いされることはありません。

むしろ、大手の消費者金融では、日本人に対する融資が頭打ちの状況の中、外国人を新しい顧客層と捉え、積極的に融資を行っています。

しかし、中堅以下の消費者金融ではトラブルが生じた場合の回収の難しさを考慮して、外国人への融資を受け付けていないところも多いのが現状です。

外国人が融資を受けようとする場合は、大手の消費者金融に申し込んだ方がよいでしょう。

●消費者金融が注意する点

消費者金融が外国人に融資を行う場合に特に注意を払うのは次の3点です。

・日本語の理解
・在日年数
・就業状況

日本語の理解については、日常生活レベルでの会話ができるか、契約内容についてきちんと理解できるかをチェックします。

日本語の理解度が低いと判断された時点で、契約内容を理解できないと判断され、融資を受けることができません。

在日年数については、在日年数の長さで不法労働者かどうかをチェックします。

在日年数が1年~2年以上ならば問題ありませんが、在日年数が半年程度の場合は、たとえ日本語を完璧にマスターしていたとしても、不法労働者の可能性が高いので、まず殆どの融資を受けることができません。

また、就業状況については、日本人の審査と同様に収入の安定性をチェックする目安となりますが、在日年数のチェックも兼ねているため、日本人が融資を申し 込んだ場合よりも厳しくチェックされることが多いので、在日年数と就業状況に食い違いがでないよう注意した方が良いでしょう。

●消費者金融が外国人への融資を敬遠する理由

日本に国籍を持たない外国人には「住民票」がありません。

このため、夜逃げされた場合に住民票を照会して移転先を調べる事ができません。また、母国に帰られた場合は、さらに追跡が困難になります。

もちろん、経費をかければ夜逃げ先を見つけることはできますが、そこまで労力を費やしてお金を回収するのは割に合わないことから、「外国人」=「リスクが高いお客」として捉えられています。

また、韓国人や中国人の申込み者の中には、「通名」(本名と関係のない名前)を使って融資を申込み、融資を受けられるだけ受けたら通名を変更して他の会社 から融資を受ける、ということを繰り返す輩もいることから、「通名」での申込みに対しては必要以上に審査が厳しくなっています。

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